
『Trek To Yomi』が Xbox Game Pass で 5 月 5 日より配信開始
概要
- 『Trek To Yomi』は、いわゆる「チャンバラ映画」と称される ’60 年代や ’70 年代の古き良き侍映画から多くのインスピレーションを得たゲームです。
- 『Trek to Yomi』をモノクロのゲームとして制作するにあたり、光と影を適切に表現することが重要でした。
- 『Trek to Yomi』は、Xbox One、Xbox Series X|S、Xbox Game Pass で提供中です。
まずはこうして、『Trek to Yomi』の発売をお知らせできることを非常に嬉しく思います。Xbox One、Xbox Series X|S、Xbox Game Pass 用の『Trek To Yomi』は、ポーランドのジェシュフにある開発チームが丹念に制作したゲームです。
『Trek To Yomi』は、いわゆる「チャンバラ映画」と称される ’60 年代や ’70 年代の古き良き侍映画から多くのインスピレーションを得ました。カメラワーク、編集、照明など、あらゆる面でこだわって制作されています。

ゲーム内に映るほとんどすべての要素は、前述の映画を参考にして、雰囲気やスタイルを再現しています。画面の合成に関しても様々な要素を考慮し、距離だけでなく、明度の違いでも平面を分けたりするなど、とことんこだわっています。
『Trek to Yomi』をモノクロのゲームとして制作するにあたり、光と影を適切に表現することが重要でした。また、プレイヤーの注意を画面内の特定の場所に引きつけ、つねに見やすいアクションエリアを作り出すことにも注力しました。戦闘中に、プレイヤーの視界を遮るような障害物を出したりしたくなかったからです。

ゲーム内でプレイヤーとのコミュニケーション手段をどう作るか、という点にも時間をかけました。白黒、灰色の 3 色しかない中で、どのようにコミュニケーションを図るかは悩みどころでしたが、最終的にはうまくいったと思います。
また、『Trek to Yomi』は歴史的にも正確にしたいと考えました。開発チーム内で歴史を調べるだけでなく、江戸時代を専門とする歴史学者の Aki Tabei Matsunaga 氏をプロジェクトに招き、ご協力いただきました。Matsunaga 氏には、当時の日本語を再現するために台詞を調整していただくなど、大変お世話になりました。これも、昔の侍映画のような雰囲気を出すには、できるだけ似せたほうがいいと考えてのことです。何も知らずにこのゲームを見た人が、映画なのかゲームなのか見分けがつかないような効果を目指しました。

ゲームシステムの面でも、2.5D ゲームにありがちなジャンプや敵の間をすり抜けるといった仕様を排除し、よりプレイヤーの没入感を高めるようにしました。『Trek To Yomi』の戦闘は、タイミング、体力調整、敵に応じた対処方法の 3 本柱で構成されています。また、本作のセンスや雰囲気に惹かれたカジュアルプレイヤーにも、より歯ごたえのある戦闘を好む上級プレイヤーにも、戦闘やゲームプレイを楽しんでほしいと考えました。戦闘では、一戦一戦に満足感を味わってほしいと思います。
プレイヤーの皆さんが、最初から最後まで没入できるゲーム、よい映画を見るように、最後まで遊びたいと思ってもらえるようなゲームを私たちは目指しました。よい映画なら、最後まで見たいと思うのが普通です。ただし、映画と違ってゲームはプレイヤーが自分で道を選べますので、賢く選択してくださいね!

開発チーム一同、プレイヤーの皆さんが『Trek to Yomi』を楽しんでくれることを願っています。本作の制作は、言葉では表現できないくらい素晴らしい経験になりました。このゲームを作ったことで、私たち開発チームは究極の日本オタクになれたような気分に浸れたのです。侍映画の中に入ってみたいと思ったことがある方、今がチャンスです。
それでは皆さん、頑張ってくださいね!
※この記事は米国時間 5 月 5 日 に公開された “Trek to Yomi is Available Today with Game Pass”を基にしています。