『Microsoft Flight Simulator』、ローカルレジェンドに Beechcraft 社の「Model 18」が登場

『Microsoft Flight Simulator』における「World Update X: United States and US Territories」とともに配信された、”ローカル レジェンド” シリーズ第 5 弾となる Beechcraft 社の「Model 18」をご紹介します。アメリカの航空機メーカー、Beechcraft 社が生産していた双発レシプロ エンジンの輸送機です。「Twin Beech」や「Beech 18」などの愛称で親しまれ、一般的な構成ではパイロット 2 名と乗客 6 人が搭乗可能です。1937 年 1 月 15 日に初飛行し、その後間もなく同社の主力機として導入されました。1937 年から 1969 年末までの間に 9,000 機以上が製造されています。

2 基の強力な星型エンジンを搭載し、旅客機や貨物輸送、消火や地図作成など、そのパワーを存分に発揮してさまざまな用途に使用されました。第二次世界大戦中は軍用派生型「C-45」として 4,500 機以上製造され、監視や偵察、爆撃任務などで活躍しました。「Model 18」は古い機体にもかかわらず、現在も世界十数カ国で使用されており、その持続可能な設計と頑丈な構造が証明され続けています。

「Model 18」は、全幅 47 フィート 8 インチの後退翼、伝統的な足回り、水平安定板と 2 本の垂直尾翼からなる双垂直尾翼型が特徴です。主翼に搭載されたプラット・アンド・ホイットニー社製の R-985-AN-1 ワスプ・ジュニア ( 9 気筒星形エンジン) は、ひとつで最大 450 馬力を生み出します。「Model 18」の航続距離は 1,130 マイルで、毎分 1,200 フィートで上昇し、海抜 20,500 フィートで飛行可能です。巡航速度は時速 211 マイル、失速速度は時速 77 マイルで、最高速度は時速 230 マイルとなっています。

“ローカル レジェンド” シリーズとして『Microsoft Flight Simulator』で配信される「Model 18」には、海軍で使われた機体、Aviators Club、Xbox Aviators Club、そして 7 つの民間機モデルと、合計 10 種類のバリエーションが用意されています。「Model 18」で空を飛ぶことは、すべてのパイロットにとって忘れられない体験となることでしょう。この名機は何十年もの間、パイロットにパワーとコントロール、そしてプレステージを提供してきたのです。今すぐお試しいただきたい「Model 18」は、『Microsoft Flight Simulator』のマーケットプレースにて 1,750 円で販売されています。今後も “ローカル レジェンド” の航空機を配信していく予定です。

『Microsoft Flight Simulator』は、Xbox Series X|S および PC の Xbox Game Pass、PC Game Pass、Windows、Steam で、また Xbox One および対応するスマートフォン、タブレット、一般的な PC からは、Xbox Cloud Gaming (ベータ版) にアクセスすることで遊べます。

Microsoft Flight Simulator の最新情報については、Twitter の @MSFSOfficial をご覧ください。

※この記事は米国時間 6 月 14 日に公開された “Microsoft Flight Simulator Releases Beechcraft Model 18, a New Aircraft in Local Legends Series” を基にしています。