『バイオハザード RE:4』のプロデューサーに「アップデートされた戦闘の魅力」について聞く
概要
- カプコンの平林良章プロデューサーに、『バイオハザード RE:4』の戦闘や敵についてお話を伺いました。
- 『バイオハザード RE:4』は、Xbox Store にて、スタンダード エディション / デラックスエディションが発売中です。
2 月に公開した「2023 年に最も期待しているゲーム」という記事の中で、『バイオハザード RE:4』を期待作のひとつに挙げましたが、これには理由があります。なぜなら、本作は傑作リメイクである『バイオハザード RE:2』と『バイオハザード RE:3』の続編であり、そして世界的に高い評価を得た 2005 年の名作『バイオハザード 4』を作り直すという偉大な挑戦をしているからです。
もちろん、オリジナル版の『バイオハザード 4』を最後にプレイしてからそれなりに時間は経っています。しかし、最近公開された『バイオハザード RE:4』のゲーム プレイ映像を見た時、戦闘が自分の記憶より少し速くなったように感じられました。しゃがみ回避、ドッジ、そして回し蹴りを始めとした素早い近接攻撃が、より速いペースで動いているように見えたのです。そこで今回は、『バイオハザード RE:4』の プロデューサーである平林良章氏に、『バイオハザード RE:4』の戦闘についてお話を伺いました。

「まず、戦闘のスピード アップが目的ではなく、『オリジナル版のテンポや内容を尊重しながら再構築する 』というのが全体の目標でした。ホラーとアクションのバランス、息抜きの要素などは、オリジナル版からあまり変わっていないと感じていただけるはずです」と平林氏は言います。
平林氏は、本作の戦闘要素や操作方法などのすべてを再構築し、今この時代に作られたゲームに近い感覚を得られるようにリメイク版を作ったと述べています。「速いというよりは、自由度が高い戦闘になっています」と語っています。
「リメイク版の柔軟な動きは、操作性の変更に起因しています。ゲームのテンポを保つために、敵の挙動やレベル デザインなどは開発チームで調整しました。例えばパリィは、そうした試行錯誤のすえに生まれた機能です。」
「実際のゲーム プレイの中で行われるクラウザーとのナイフ バトルをどのように再現できるかを、自問自答してきました。そこから、パリィこそがゲームのシステム全般に適していることに気づき、ゲーム全体に実装しました。戦闘においてはナイフがとても重要なので、パリィをある程度マスターしていればとても役に立つでしょう。パリィを成功させるタイミングは、ゲームが設定する難易度によって変わってきます」

『バイオハザード RE:4』のナイフは、攻撃やパリィだけでなく、倒れた敵を攻撃する追撃や、敵に気づかれないように背後から近づくステルス キルを行うことも可能です。
「ステルスは、ゲーム プレイに必須ではないものの、戦略の幅を広げてくれる重要な要素です。しかし、あくまで選択肢のひとつに過ぎません」と平林氏は教えてくれました。「ゲームをプレイするうえで、ステルスが使えることを覚えておいてもらい、ここぞというシーンで使っていただければと思います」と平林氏。
「ステルスは、ゲームに必須ではないものの、戦略の幅を広げる重要な要素です」
ナイフ以外にも、レオンが使う新しい武器がいくつか用意されています。例えばオリジナル版に登場した武器「マイン スロアー」に相当する新武器、「ボルト スロアー」 (矢を発射可能) です。平林氏は「ボルト スロアーを使えば音を立てずに攻撃でき、発射した矢を回収すれば再び使うことができます。また、矢に爆発物を取り付けることも可能です」と説明してくれました。
また、敵がレオンに対してどのような反応をするかについても開発チームは再検討しました。例えば、武器を構えた状態でもレオンが動けるようになったことで、敵との接し方がより柔軟になりました。敵もレオンの新しい操作方法に対応した動きをするように調整されており、オリジナル版よりも数の強さを生かせるようになっています。

例として、レオンがアシュリーを護衛しているこの場面を紹介されました。古びた礼拝堂の中に追い詰められると、中世のような鎌や銃を持った大勢の狂信者が押し寄せてきて、あっという間に取り囲まれてしまいます。敵からの攻撃をかわしながらハンドガンのリロードと発射を繰り返し、弾が切れるまで走り続けます。回し蹴りとナイフの受け流しがなければ、レオンはやられていたでしょう。
また、敵の行動を妨害する方法も紹介されました。例えば、狂信者がアシュリーを捕らえ、連れて逃げようとします。狂信者の脚の後ろに素早く一発当てると、アシュリーを落として膝をついて倒れ、こちらが投げ技をしかける大きな隙ができます。
「オリジナル版では敵の弱点が大きな役割を果たしていましたが、リメイク版でもそれを残しています」と平林氏は説明します。「銃などの遠距離武器を使う場合でも、近距離攻撃で特定のポイントを狙う場合でも、どちらの方法でも敵を倒すことは可能です」

「開発チームは、攻撃方法のアニメーションを根本的に修正することはしませんでした。その代わり、攻撃の種類や方法の多様性を維持することに重点を置いています」と答えてくれました。
「オリジナル版では敵の弱点が大きな役割を果たしていましたが、リメイク版でもそれを残しています」
「個人的に気に入っている点は?」という質問に対して平林氏はこう答えました。「敵との距離に関係なくハンドガンで敵の体の一部を狙い、気絶させた後に近接攻撃で追い討ちをかけるのが好きです。自分の好みに合ったプレイ スタイルを見つけて、最新の操作性や戦略性、さらに手強い敵との戦闘を楽しんでほしいと思っています」

『バイオハザード RE:4』は、Xbox Store にてスタンダードエディションとデラックスエディションが発売中です。
※この記事は米国時間 3 月 10 日 に公開された“Knives Out: Talking Resident Evil 4’s Updated Combat with the Game’s Producer”を基にしています。