RPGの礎を築いたクリエイターが再結集した『FANTASIAN Neo Dimension』は12月5日に発売
概要
- 『FANTASIAN Neo Dimension』がXbox Series X|S向けに 12 月 5 日に発売
- 事前予約でゲーム内アイテム「ビブラの秘石」を獲得
- 「ファイナルファンタジー」シリーズ生みの親である坂口博信氏と音楽家の植松伸夫氏の二人が贈る、多次元を巡る旅に出よう
『FANTASIAN Neo Dimension』は「ファイナルファンタジー」シリーズ生みの親である坂口博信氏が、同シリーズの伝説的な音楽家である植松伸夫氏、そしてスクウェア・エニックスと共に贈る作品です。豪華客船「ウズラ号」に乗って、多次元世界を巡るこの RPG は 12 月 5 日に Xbox Series X|S 向けに発売します。
『FANTASIAN Neo Dimension』では、人の感情と命を奪う死の球体「死械球」に覆い尽くされようとしている世界で、記憶喪失の主人公「レオア」として、ワープマシンを頼りに失われた記憶を求める旅に出ることになります。ターン制 RPG や「ファイナルファンタジー」シリーズのファンにとって、坂口氏の生み出すバトルシステムとストーリー、そして植松氏の手掛けた美しい音楽は最上級の体験となるでしょう。
時を超えて愛され続けるゲームを生み出してきた二人が再びタッグを組んだことは、RPG というジャンルにとって非常に大きな出来事です。以下にその重大性を詳しく説明します。
坂口博信氏について
JRPG のファンであれば、坂口博信という名前は幾度となく聞いたことがあるでしょう。彼は「ファイナルファンタジーの父」として親しまれており、10 作目までのナンバリングタイトルに関わってきたことで知られています。坂口氏は、のちに定番化する「RPG」ジャンルの基礎的なデザインを作ったクリエイターの一人であり、後世の作品にも多くのインスピレーションを与え、魅力的なターン制ゲームプレイと共に没入感ある物語を内包した数多くの世界を創造してきたことで有名です。
坂口氏はスクウェア・エニックス (旧スクウェア) で活動後、2004 年に自身のゲーム制作会社であるミストウォーカーを設立し、『ブルードラゴン』、『ロストオデッセイ』、そして『テラバトル』といったカルト的人気を誇るゲームタイトルを開発しています。開発者としての坂口氏は、これまでのゲームを基に、さらに進化させたものを生み出すことを好み、プロジェクトが始動するたびに何か新しい要素を組み込めないかと意欲的に考えています。本作も例外ではありません。『FANTASIAN Neo Dimension』は 2021 年に発売した『FANTASIAN』の世界を大きく拡張したものとなっています。
手作りのジオラマ
一作目となる『FANTASIAN』の開発当時、坂口氏はジオラマ風の世界を自由に歩けるゲームを作ると面白そうだと考えました。その思いを受け、坂口氏とその開発チームは 3D で描かれたキャラクターが探索できる 150 以上の手作りのジオラマを制作し、独自性の高いビジュアルを生み出すことに成功しています。
アップデートされたターン制 RPG
唯一無二のゲーム体験を創りたいという坂口氏の思いは『FANTASIAN Neo Dimension』におけるオリジナルかつ現代的なターン制バトルシステムにも注ぎ込まれています。本作では楽しく、満足感のある戦闘システムのために既存の RPG を形作るレシピに独自のシステムを加えるなど、大胆な変更が見受けられます。
- スキル軌道: 敵を攻撃する際、直線的な攻撃、もしくは曲線を描くような攻撃のいずれかを選択できます。敵の行動順や戦場での立ち位置を注意深く観察し、適切なスキルと軌道を選択することで複数の敵を攻撃することを狙いましょう。
- ディメンジョンシステム: ランダムエンカウント方式の体験に新たな仕組みとしてディメンジョンシステムが追加されました。物語の序盤、遭遇した敵をディメンジョン (次元ダンジョン) に閉じ込めることのできる「ディメンジョンマシン」を発見したレオアは、この道具を活用することで好きな時に道中で出会った敵と戦えるようになります。唯一の弱点は、閉じ込めた敵でディメンジョンがいっぱいになったとき、閉じ込めていたすべての敵と一気に戦わなければならない点でしょうか。敵と小出しに戦うか、それともディメンジョンから溢れ出るほどの敵と一度に戦うかを慎重に選ぶ必要があります。
- ディメンジョンギミック: ディメンジョン内で敵と戦うとき、「ディメンジョンギミック」を利用できる場合があります。ギミックを攻撃すると、攻撃力の増大や追加ターンなどの恩恵を受けられます。攻撃の際には敵とギミックの両方をなぞるようなスキル軌道を選択し、バトルを有利に導きましょう。
心に響く音楽
『FANTASIAN Neo Dimension』は、植松伸夫氏が作曲した音楽が随所で楽しめます。植松氏は複数の「ファイナルファンタジー」シリーズのタイトル、そして数多くのゲームに作曲家として加わってきた伝説的な音楽家です。彼の楽曲にまだ耳を傾けたことがない場合、本作でその真髄を味わってみてください。
新要素の数々
2021 年にリリースされた『FANTASIAN』は Apple Arcade 限定で公開され、高い評価を受けていました。その後、坂口氏はより多くの方々に作品を楽しんでもらいたいと考え、スクウェア・エニックスのクリエイティブスタジオ 3 のヘッドを務め、『ファイナルファンタジーXIV』や『ファイナルファンタジーXVI』の開発チームを率いる吉田直樹氏との関係が深まったことから、『FANTASIAN Neo Dimension』が新たに誕生しました。
本作はオリジナル版に新たな機能が追加されており、英語と日本語両方の音声対応、新たな難易度、そして Xbox Series X 向けには 4K に対応したことでより美麗なゲーム体験が楽しめます。これらの新機能と共に、より幅広いプレイヤーに『FANTASIAN』の世界が楽しんでもらえるようになったことで、坂口氏がこの作品に込めた真のビジョンが本作では実現されています。
事前予約特典
『FANTASIAN Neo Dimension』のリリースが待ち遠しい方は、事前予約を行うことで特典として、装備中の獲得経験値が向上する「ビブラの秘石」を獲得することができます。難局を乗り越えるための心強い力となってくれるでしょう。
※この記事は米国日時9月24日に公開された “How Fantasian Neo Dimension Reunites the Fathers of the RPG – Launching on December 5” を基にしています。