先月、私たち Rebellion は『Atomfall』をリリースし、30 年以上にわたる当社史上、もっとも成功したローンチを果たしました。しかし、今回は私たちが誇りに思っているもうひとつのことに光を当てたいと思います。それは、『Atomfall』がこれまでに Rebellion が手がけてきたゲームの中で、もっともアクセシブルなタイトルであるということです。
『Atomfall』は、手応えを求める人には相応のチャレンジが用意されていますが、プレイすること自体が難しいということはないはずです。それを踏まえた上で、今回はあらゆるプレイヤーが隔離地帯の謎を探索できるように構築された、際立ったアクセシビリティ機能の数々を紹介したいと思います。
『Atomfall』には、操作方法、ビジュアル、オーディオ、視認性などの面で、固有の効果音や字幕の方向インジケータなど、Rebellion 初のアクセシビリティ機能が多数用意されています。オプションの内外を問わず、それらの機能が、より多くのプレイヤーを本作の舞台「隔離地帯」に迎え入れる一助となることを願っています。
プレイスタイル

私たちは、選択肢が豊富にある世界を作り上げ、プレイヤーそれぞれが自分のスタイルでプレイできるようにしたいと考えています。そこで『Atomfall』では、難易度の代わりに「プレイスタイル」を選べるようにしました。
より苛酷なサバイバルを求める人のための「ベテラン」、戦闘重視の体験が楽しめる「ブラウラー」、『Atomfall』の標準モードとなる「サバイバー」など、5 種類のプレイスタイルから選ぶことができます。より多くのプレイヤーが隔離地帯を探索し、楽しめるようにする初期設定の「観光客」もあります。こちらを選ぶと、戦闘とサバイバルの要素が軽減され、広大な田園地帯とその謎を解き明かすための探索がしやすくなります。Rebellion のゲームは、難易度を幅広くカスタマイズできることで知られていますが、これは『Atomfall』の「プレイスタイル」にも当てはまります。各初期設定が、プレイヤーの望む体験に合わせてあらゆる調整が可能となっており、プレイ中いつでも変更することができます。
探索の手がかり

『Atomfall』の大部分は調査であり、世界にいる生存者に会い、彼らが示す手がかりを追うことになります。プレイスタイルの「探索」セクションでは、「探索上のヒント」、「リードをマークする」、「ウェイポイント マーカー」などの機能をオンにすることで、読み取りや視認性の負荷を軽減できます。
私たちは、プレイヤーにメイン ストーリーをクリアーするというプレッシャーを与えることなく、さまざまな枝葉に夢中になってもらい、各自のペースで探索できるようにしたいと考えていますが、これが万人向けではないことも認識しています。「リードをマークする」の項目をオンして、メイン ストーリーのクエストがハイライトされるようにしたり、「ウェイポイント マーカー」で追跡中の手がかりの位置をコンパスに表示したりして、追加のガイドが欲しいときに補助することができます。
最後に、「探索上のヒント」では、手がかりを要約した短く明快なナビゲーション ヒントが表示され、読み取りの負荷や言語の複雑さが全体的に軽減されます。
コントラストとテキストの拡大

『Atomfall』には、UI やゲームプレイ関連のコントラストを上げるオプションや、Xbox の「テキスト サイズ調整」アクセシビリティ機能に沿って、4K 解像度で最大 104 px までテキストを拡大できる機能が用意されています。これらの要素は、プレイヤーのために取り組むべきで重要な点を見つけるだけでなく、プレイヤーが安心して必要な機能を検索できるようにする点でも、私たちにとって大きな意味を持っています。
UI のコントラストを上げるために、『Atomfall』では十字線 (クロスヘア) などの UI の色を変更できるオプションが複数用意されており、「バックプレート」のオプションを使用して、ゲーム内のテキストや UI の後ろにあるバックプレートの不透明度を設定することもできます。
ゲームプレイ関連では、通過ポイントに UI を追加表示したり、敵の脅威度をアイコンで表示したり、ゲーム内のインタラクト可能なオブジェクトの輪郭の色を設定したりできます。また、NPC をハイライト表示する機能もあり、ゲーム内のあらゆる敵対 NPC、あるいはそうではない NPC に輪郭の色でハイライトを設定し、プレイヤーの視認性を高めることもできます。
方向インジケータ

『Atomfall』の字幕には、表示のオン/オフに加えて、字幕の色、発言者の色、文字サイズ、背景などをカスタマイズできる多数のオプションが用意されています。また、会話の出所を示す矢印と、そこまでのおおよその距離を表示する「方向インジケータ」も使用できます。これは、小さい音量でプレイする際に、誰が話しているか特定するのに便利で、特に敵が主人公の背後から叫んでくるような戦闘状況で役に立ちます。
それに加えて、「敵アイコン」のオプションをオンにすることで敵の上にアイコンを表示し、敵の位置をわかりやすくすることができます。
情報をもたらす効果音

『Atomfall』では、アイテム取得時や、プレイヤーに攻撃が迫っているときなどに合わせて情報をもたらす多数の効果音が意図的に使用されています。
さらに、『Atomfall』ではゲーム内のインタラクトや戦闘を補助する固有の効果音も用意されています。複数の機能の組み合わせにより、敵をエイムで捉えたことが効果音でわかる「スナップ エイム」や、効果音のピッチと再生速度でターゲットの位置を知らせる「エイム時の効果音」などのオプションです。「NPC 効果音」で NPC がつねに効果音を発するようにして、音だけを頼りに近接戦闘を行うこともできます。
操作とリマッピング

『Atomfall』には、キーボードとコントローラーの両方にリマッピング機能があり、「移動の自動化」や Xbox のアダプティブ デバイスを使うことで可能になる、片手プレイ用の初期設定も用意されています。
デフォルトで『Atomfall』の操作は、エイムのようなアクションや、インタラクトに関係する短めのボタン入力を、さまざまなトグル関連のオプションを使用して、ホールドなし (長押し不要) に設定できるようになっています。
また、すべてのインターフェースをマウスまたはボタン操作でナビゲートすることができるため、プレイヤーの皆さんは、自分にとってもっとも快適な方法を自由に設定できるようになります。
Rebellion は『Atomfall』で達成したことを誇りに思っており、これらの機能によってより多くの人々がゲームをプレイし、楽しんでくれることを願っています。しかし、アクセシビリティに関しては、つねに向上の余地があります。ご意見がありましたら、ヘルプセンター を通してお知らせいただくか、私たちのコミュニティにご参加ください。
『Atomfall』は現在、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows PC、クラウドでプレイ可能です。また、Game Pass でも提供中です。Xbox Play Anywhere に対応し、Xbox 本体、Windows PC、クラウドで、すべての進行状況やセーブ データを引き継いでお楽しみいただけます。
※この記事は米国時間 2025 年 4 月 10 日に公開された “https://news.xbox.com/en-us/2025/04/10/atomfall-accessibility/” を基にしています。