『黒神話: 悟空』: 序盤に役立つ 5 つのヒント

ついに Xbox Series X|S 版『黒神話: 悟空』が発売されました。主人公の猿「天命人」となって、如意棒と共に冒険の旅に出ましょう。中国の古典文学「西遊記」の後日談を描いた本作は、神話に彩られた様々な地を巡り、古代の謎を解き明かしながら、多くの強敵を倒していく物語です。

『黒神話:悟空』は、ソウルライク、RPG、ボス ラッシュなど複数のジャンルを融合させており、没入感のある高品質で挑戦的な体験ができます。優れたソウルライク作品に共通する特徴も健在です。祠での復活、敵の再出現などはもちろん、時には思わずコントローラーを画面に投げつけたくなるほどの難しさも味わえることでしょう。

筆者は『黒神話:悟空』を 5 時間ほどプレイし、最初の 1 章をクリアしました。その時点での気づきを基に、素晴らしき「西遊記」の世界で冒険する準備を整え、スムーズにスタートを切るための 5 つのヒントを以下にまとめました。

序盤は、バランスの取れたキャラクター ビルドを意識する

本作のスキル ツリーは、ひと目見ただけで気圧されてしまうかもしれません。そこで 1 章では、高度なスキルを試す前に、基本ステータスのレベル アップに集中するのがベストです。基礎セクションには、序盤から優先的に育てたい重要な要素が詰まっています。例えば、体力 (回避を強化する「猿捷」)、武芸 (投射物をそらすのに役立つ「転吉」)、体段修練 (生命力と体力にそれぞれ最低 3 ポイント以上振るのがおすすめ) などです。その後、重攻撃の「劈棍」に注目しておくのがよいでしょう。「立棍」や「刺棍」といった他のスタンスでもいいのですが、「劈棍」が非常に効果的だったので、この章の時点で、筆者は他のスタンスを使用することはありませんでした。

常に移動を続ける

最初に理解する必要があったのは、天命人にはガードやパリィの能力がないことでした。ソウルライクのゲームにおいて、この仕様はかなり大胆です。つまり、回避やダッシュなど俊敏性に特化したアクションを駆使する必要があります。タイミングを極めるようなパリィはありませんが、適切なタイミングで「ジャスト回避」を決めると、蓄力 (チャージして高い威力の攻撃を出すのに必要) が一部回復します。前述のとおり、基礎ステータスにポイントを割り振り、体躯スキルの体力にある「猿捷」「健体」「跳躍自在」「堅忍不抜」へ妙悟値 (スキル ポイント) を振ることで、ゲームの初期段階での生存率が大幅に上昇するでしょう。

隠された妖怪の頭目を探せ

ゲーム内マップは一本道に見えるかもしれませんが、実際には隠されたルートが多数存在します。その中には妖怪の頭目にたどり着く場合もあり、彼らを倒すことでその力を吸収できます。これは妖王と対峙する際にとても役立つでしょう。頭目を倒すと、その霊を一時的に召喚して強力な攻撃を放つことができ、戦況を一気にひっくり返すことも可能となります。私のお気に入りの頭目は、炎のダッシュ攻撃を持つ「広智」と、巨大なカエルの舌を使って叩きのめす「波裏浪」です。

坐禅を組む場所を見つける

少し隠された場所に坐禅布団が用意されていることがあります。ここではグラフィックの美しさを堪能できるシネマティックなムービー シーンが流れて、妙悟値を獲得できます。1 章には、「蒼狼の森」と「翠竹林」、「黒風洞」のそれぞれに坐禅できる場所があるので、ぜひ探してください。

鐘を 3 つ鳴らす

1 章の「火照黒雲」を冒険していると、巨大な鐘を発見することがあります。もしかしたら、ひとつかふたつ鳴らしているかもしれませんが、ぜひとも合計 3 つの鐘すべてを探し出してください。これによって特別な隠しエリアが解放され、そこをクリアすることで法具「辟火罩」が手に入ります。これは燃え尽き防止効果があり、1 章のラスボス「黒熊怪」で大活躍します。3 つの鐘は、マップの北東エリア、南東の端、そして南エリア (川沿いに進むと、霧の中に隠れています) にあります。

これらのヒントが、Xbox Series X|S で好評発売中の『黒神話: 悟空』の序盤において、皆さんのお役に立てば幸いです。

※この記事は米国時間 8 月 18 日 に公開された“Five Tips to Help You Get Started with Black Myth: Wukong on Xbox Series X|S”を基にしています。