Double Fine は『Keeper』のとんでもない秘密を隠していた!? 試遊版プレイ独占レポート

Double Fine は、私たちにサプライズを用意しているようです。今年初めに『Keeper』が発表されて以来、これまでに公開されてきたサイケデリックな冒険では、主人公である「歩く灯台」が、鳥の相棒 Twig (トゥウィグ) と共にシュールな風景の中を探索し、謎を解いていく様子が描かれていました。今回、序盤の数時間をプレイした結果、このゲームが秘めているものはそれだけではないという強い印象を受けました。『Keeper』は、予想外の何かを隠しているようです。

まずはどんなゲームなのか基本から説明しましょう。私たちにとっても、これは初めての体験だからです。『Keeper』は重要な要素が欠けたまま語られるナラティブ アドベンチャーゲームとなっています。誰も何も話しません (少なくとも人間の言語では)。画面上に表示される操作ガイドが、唯一読めるテキストです。物語の冒頭は、プレイヤーの感覚に訴える表現やこの世界の雰囲気的な描写に重きを置かれた形で展開していきます。

ゲームが始まると、Twig と他の鳥が「The Wither」と呼ばれる蜂のような群れ (紫色の謎の物質) に追われる様子が描かれます。Twig は進路を外れ、ドスンと灯台に落下します。その衝撃で灯台が起動し、辺りが明るくなって闇を追い払います。多くのゲームはチュートリアルから始まりますが、このゲームのように文字通りキャラクターが「歩き方を学ぶ」ところから始まるゲームは、ほとんど見たことがありません。

このゲームは、プレイヤーに何をすべきなのか直接教えるのではなく、自然に操作を覚えさせる見事な導入が用意されています。たとえば左スティックの操作で灯台が傾きます。その操作を少し試してみると――突然、灯台の土台から折れてしまい、プレイヤーに説明されない不思議なプロセスを経て、細長い脚が 4 本生えてきます。そこから灯台は立ち上がり、まるで「生まれたばかりのキリン」のドキュメンタリーみたいに、よろよろと坂道を下りながら、新たな脚の使い方を模索していきます。

このチュートリアルは、まるでコメディ作品のように展開していきます。操作に苦戦していると、灯台は廃車や荒れ果てた家屋に突っ込み、ぶつかっては次々と破壊しました。やがて灯台は歩くことと走ることを覚え、ついに私たちの旅が始まったのです。明確な目標があるわけではないのですが、ただ「あの山の頂上には何があるのか?」というさりげないヒントだけが、そこに進む理由となるのです。

『Keeper』のゲーム内で観るべきものはたくさんあります。『Keeper』は驚くほど独創的なアートデザインによって構築された、圧倒的な世界を描き出しています。荒れ果てた海岸線には、正体不明の獣の骨が散乱し、緑豊かな谷間には異形の生物がカサカサと泣きながらうごめいています。近くの山は、ビルほどの大きさの巻貝の殻でできた巨大な獣であることが判明し、地面から根を引き抜いて、あなたのそばまで移動するかもしれません。これらの風景の質感は、場所によっては絵画のようで、その表面には筆の跡のようなものが見受けられます。これらすべてをまとめているのが、「光」の美しい演出です。丘の間から差し込む陽光が画面いっぱいに色彩の輝きを生み出し、洞窟の中では、通り過ぎるたびに咲く生物発光性の菌類が、岩の水たまりに反射してきらめきながら、進むべき道を照らしてくれます。

新たなエリアに足を踏み入れるたびに、まるで未知の何かを発見したかのような感覚があり、それはゲームデザインにも反映されています。インタラクティブな意味において、『Keeper』は完全にパズルが中心のゲームです。戦闘もなければプレイヤーがやられることもなく、探索→パズル→探索という流れで進行します。灯台はすぐに、その光を使って周囲の世界を照らせることを学びます。植物が育ち、生き物が反応し、Twig を特定のオブジェクトに誘導して押したり引いたりしてパズルを解いていきます。さらに進むと、光をチャージして大きな光源を生み出し、敵を追い払ったり障害物を取り除いたりすることもできるようになります。

このゲームで使える能力はシンプルなものですが、それらを繰り返し使用することで、まったく異なるパズルを解くことができます。チュートリアルによる指示で覚えていくのではなく、プレイヤーが体験を通じて少しずつ学んでいく設計になっているのです。早い段階で、これらの能力を組み合わせて使う場面が出てくるでしょう。たとえば巨大な頭蓋骨に塞がれた山道にたどり着くと、それが花につながった紫色のツタに絡まっているのが見えます。灯台を使ってその花を咲かせて、Twig を花の雄しべに止まらせて、アナログスティックの操作でそれを引き抜きます。するとツタが後退し、頭蓋骨の顎が開いて、あっという間に橋が完成します。

しかし、同じ操作であるにも関わらず、少し後になるとまったく全く異なる形で使われるようにもなります。ある場面で、歯車で動くロボットがうごめく村にたどり着きます。その中心には壊れた機械があり、それがこの地域全体に時間変動を起こしているようなのです。エネルギー波が放射状に広がり、建物が崩壊したり再構築されたりしています。

探索を進めるうちに、特定の像に光を当てると過去、現在、未来へ移動できることに気がつきました。そして重要なのは、灯台そのものには影響を受けない一方で、Twig の姿は過去になると卵に変わり、未来では別の何か (ネタバレなので明言は避けます) に変身することがわかりました。

この長く複雑なパズルは、Twig の三形態をすべて使いこなす必要があります。通常形態の Twig は従来通りに物を押したり引いたりして、機械を操作することで道を切り開くことができます。一方、卵の形態になった Twig はずっしりと重く、特定の足場を押し下げるのに利用できます。あなたは時間をどう操るかを考えながら、3 つの異なる神殿を突破し、村にある壊れた機械を修復しなければなりません。

とりわけ印象的なのは、こうした仕掛けのほとんどが明確に説明されないことです。パズルの解き方には夢の中のような独自のロジックがあり、新たなエリアに入るたびに手探りで探索する時間が生まれます。その仕組みを理解して、試行錯誤を重ねていくと、進むべき道が自然と見えてくるのです。それはまるで、「なるほど!」というひらめきが次々と押し寄せてくるような体験です。

その旅路をあまりネタバレせずに説明すると、私は荒れ狂う気候と戦い、予告編では見られなかった不気味な深淵に突き落とされ、そして重力さえも覆すような展開を体験します。そして、この物語の背景にあるものについて自分なりの解釈を少しずつ組み立てていくのです (ヒントはもらえるけど、決して明言されない絶妙なバランスです)。灯台と Twig は旅の中で絆を深めていきます。そして、Double Fine がこの 2 人に対して言葉も表情も使わずに与えたキャラクター性には、本当に驚かされました。

メッセージは明確です。『Keeper』は、あらゆる機会でパズルと演出の仕掛けを変えていこうとしています。システムを習得するゲームではなく、それらを “発見” するゲームなのです。仕掛けは変化し、その解法も移り変わっていく。そのデザインには落ち着きのなさがあり、各セクションが何か新しいものを見せようとウズウズしているかのようです。

今後、何が待ち受けているのかは明かされませんでしたが、プレイの終盤で『Keeper』がその哲学を予想以上に押し進めようしていることが、ほのめかされました。ネタバレは避けたいのでこれ以上は詳しく言いませんが、試遊版の終了時点で「このゲームは一体どんな姿に変わろうとしているのか?」と深く考えさせられました、とだけ言っておきましょう。

だからこそ、製品版のリリースが待ち遠してたまりません。『Keeper』がどんな秘密を隠していたのかは、10 月 17 日に Xbox Series X|S、Xbox on PC、Xbox Cloud、Steamで明らかになります。Xbox Play Anywhere 対応タイトルで、Game Pass でも発売初日からプレイ可能です。

※この記事は米国時間 9 月 18 日 に公開された“Keeper: Double Fine Has Been Holding Back a Secret – Exclusive First Hands-on”を基にしています。

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