2000 年代初頭を代表するマニアックな人気のアクションゲームといえば、まず『ガングレイヴ (GUNGRAVE)』が思い浮かびます。漫画家の内藤泰弘氏がキャラクターデザインとストーリー原案を担当し、2002 年に PlayStation 2 で発売されたこのタイトルは、ハードボイルドなノワール調のストーリー展開、容赦ないアクション、そして「ビヨンド ザ グレイヴ」という忘れがたい主人公が見事に一体となり、瞬く間にゲーム史にその名を刻みました。
長年にわたり、好評を得たアニメ化や複数の続編へと展開してきた「ガングレイヴ」ですが、今回、なかでも野心的なプロジェクトとなる『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』が「Xbox 東京ゲームショウ 2025 ブロードキャスト」内で初披露されました。

「ガングレイヴ」の本質は、プレイヤーがつねに「ビヨンド ザ グレイヴ」として立ち振る舞うことにあります。かつて「ブランドン ヒート」と呼ばれた、復讐に燃えるガンスリンガーとして蘇った男。二丁拳銃のケルベロスと、背中に背負った巨大な棺桶 (さまざまな武器が搭載されています) で武装したグレイヴは多くを語りません。行動が言葉よりも雄弁に物語るのです。
本シリーズが同時代の作品と一線を画していたのは、アクションだけでなくそのスタイルにあります。映画的なスローモーションの銃撃戦、ゴシックとインダストリアルが融合したアートディレクション、そして裏切りと忠誠、復讐が描いたダークな物語。この DNA はシリーズを通して受け継がれ、アジア的なアクションの感覚と西洋的なノワール調が一体となった、独自のアイデンティティが確立されています。
フルリメイクによる『Gungrave G.O.R.E.』からの進化

『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』は、2022 年に発売された『Gungrave G.O.R.E』のフルリメイク作品です。同作をはじめ、ファンに好評だったシリーズの要素をすべて受け継ぎつつ、さらに現代に合わせた進化が施されています。もちろん、プレイヤーからのフィードバックも取り入れられています。
本作の核となるのは、銃弾の嵐で敵の大群をなぎ倒す、スタイリッシュなサードパーソン アクション シューティングです。新たに追加されたシステムにより、伝統を守りながらも、現代的でより迫力のあるプレイ感を実現しています。レベルデザイン、モーション、ビジュアル、プレイヤーインタラクション、戦闘システムなどさまざまな面で向上がはかられ、『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』は、すべてにおいて前作を上回る進化を遂げています。
Xbox Series X|S でのプレイ

Unreal Engine 5 を採用し、現代のハードウェア性能を最大限に活用した『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』は、より高品質なビジュアルと迫力あるアクションを実現。グレイヴを象徴する棺桶のディティールから壮大なスケールの舞台まで、すべてがかつてないほど鮮明に、ハイスピードで、血みどろに描き出されます。
シリーズ経験のあるファンは、伝統的な戦闘の流れや新規要素にすぐに馴染めるはずです。また、新規のプレイヤーも前作の知識を必要としない独立したストーリー構成によってすぐに物語の世界に飛び込むことができます。本作は、シリーズの続編であると同時に、初めて「ガングレイヴ」を体験するプレイヤーにとっての新たな入り口にもなります。

そして、古くからのファンにとって『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』は、彼らが 20 年以上愛してきたすべてのもの――容赦のない戦闘、スタイリッシュな演出、そして揺るぎない世界観へのこだわりといった要素へのトリビュートとなっています。
胸を躍らせるアクション、新たなシステム、そしてそれらの核となる復讐の物語。これらが一体となった『GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT』は単なるリメイクを超える存在であり、「完全なる再生」です。棺は再び開かれ、その先には復讐が待ち受けています。
※この記事は米国時間 2025 年 9 月 25 日に公開された “GUNGRAVE G.O.R.E: BLOOD HEAT: Learn More About the Remake After Its World Premiere” を基にしています。