「GDC」より: 次世代の Xbox の創造

本稿は 2026 年 3 月 11 日に「Game Developer Conference」にて行われた「Xbox Developer Summit」基調講演の要約です。

概要

  • 私たちのチームは、次世代の Xbox コンソール「Project Helix」の開発に深く取り組んでいます。AMD 社とのパートナーシップのもと、レンダリングとシミュレーションの限界をさらに押し広げており、これからのゲーミングに向けて「FSR Next」を活用しています。
  • 4 月からは、Windows PC 向けに「Xbox モード」の提供が一部の市場で開始されます。これは、Windows の柔軟性、そしてオープン性を保ちながら、プレイヤーに親しみのある Xbox 体験をもたらす仕組みです。
  • Xbox Play Anywhere のカタログは現在 1500 タイトル以上に広がっており、開発者にとってコンソールと Windows PC の間でプレイヤーにシームレスにゲーム体験を届けられる大きな機会を生み出しています。

世界中の開発者が生み出してきたキャラクター、世界観、そしてストーリーは Xbox のこれまでの、そしてこれからの進化のあらゆる段階を形作ります。今年、Xbox は 25 周年を迎えますが、過去から現在に至るまでの足跡を共に歩んだ開発者たち、そして現在世界中で Xbox 向けに開発を行っている 5000 以上の開発者の皆さんに、特別な感謝を伝えたいと思います。

私たちは次の 25 年に向けた革新を推し進めており、次世代の自社製コンソールの開発に懸命に取り組んでいます。「Project Helix」は、Xbox コンソールおよび Windows PC のゲームをプレイできるよう設計されており、最高クラスのパフォーマンスを提供しながら、コンソール ゲームの次世代を切り拓くものです。

AMD 社との複数年にわたるパートナーシップの一環として、私たちはレンダリングとシミュレーションの未来を形作っています。「Project Helix」はカスタム AMD SoC (システム オン チップ) によって駆動し、次世代の DirectX および FSR 機能のために共同設計されており、これからのゲーミング体験を解き放ちます。

「Project Helix」はレイトレーシングの性能と能力において桁違いの飛躍をもたらし、グラフィックおよびコンピュート パイプラインにインテリジェンスを直接統合することで、効率性、スケール、そして野心的なビジュアル表現において大きな向上を実現します。その結果、よりリアルで没入感があり、ダイナミックな世界がプレイヤーの皆さんの前に広がることになります。

今回、2027 年から開発者向けに「Project Helix」ハードウェアのアルファ版の出荷を開始する予定であることをお伝えでき、嬉しく思っています。

また、私たちは 4 世代にわたる Xbox のゲームを今後何年にもわたってプレイ可能にしていくことにも取り組んでいます。本年後半に迎える 25 周年の一環として、過去の最も象徴的なゲームのいくつかを新しい方法でプレイできるようにしていきます。

ゲームがますます複数のデバイスで横断的に楽しまれるようになるなかで、私たちはコンソールと Windows PC ゲームの間の障壁を取り払い、よりシームレスなクロス デバイス プレイを実現し、画面をまたいでも一貫した Xbox 体験を提供していきます。これは開発者にとっても、より多くのプレイヤーにゲーム体験を届けるためのよりシンプルで統合された道筋を提供し、開発コストの削減にもつながります。

私たちは、優れたゲーム OS を創造してきた経験から学んだすべてをプレイヤーと開発者の双方のために Windows へと直接取り込んでいます。ROG Xbox Ally、および ROG Xbox Ally X ハンドヘルド デバイスで初期バージョンを公開した後、同じ革新性を Windows 11 に向けてもたらすことを発表できることを嬉しく思っています。「Xbox モード」は 4 月から、一部の市場を皮切りに提供が開始されます。Xbox モードでは Windows のオープンな性質を活かすことでプレイヤーの皆さんは生産的な作業とゲーム体験の間をシームレスに切り替えられ、フルスクリーンでコントローラーでの操作に最適化された、見慣れた Xbox 体験が楽しめます。

今年の Xbox には素晴らしいゲームのラインナップが予定されています。「Halo」や「Gears of War」といった象徴的な自社シリーズの復活から、世界中のパートナーによる大作タイトル、そして Beethoven & Dinosaur の『Mixtape』のように大胆でクリエイティブなインディー作品や、Pear Abyss の『紅の砂漠』のような作品まで、多種多様なタイトルが登場します。

プレイヤーの皆さんはゲーム タイトルの直接購入、Xbox Game Pass のようなサブスクリプション、あるいは他の主要ストア フロントを通じて、これらやその他の作品をさまざまなデバイスで横断的にプレイできるべきです。Xbox Play Anywhere は、皆さんのゲームをシームレスに楽しめるようにします。進行状況は引き継がれ、これまで費やした時間はそのまま残り、ゲームは一度購入するだけで済みます。Xbox Play Anywhere のゲーム カタログはすでに 1500 タイトル以上へと成長をしており、500 の開発チームが Xbox Play Anywhere に対応したゲームをリリースした実績を持っています。

これらは Xbox の次の世代、そして次の 25 年の始まりに過ぎません。本年の後半にはさらに多くの情報を共有できることを楽しみにしています。業界やコミュニティと協力しながら、耳を傾け、学び、共に築き上げていく中で、この歩みに皆さんが参加してくださっていること、そしてゲームという文化を特別で長く愛されるものにしてくださっていることに感謝します。

※この記事は米国日時 3 月 11 日に公開された “From GDC: Building the Next Generation of Xbox” を基にしています。

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