ドタバタ系のマルチプレイ脱出アクション『Frog Sqwad』の開発秘話

概要

  • Frog Sqwad』は、長い舌を持つお茶目なカエルになりきって、最大 8 人で遊ぶドタバタ系パズル プラットフォーム アクション ゲームです。
  • 開発元の Panic Stations と共に、この楽しくて「最高にくだらない」ドタバタな冒険の裏側を覗き、どのようにしてアイデアが形になったのかを解き明かします。
  • 『Frog Sqwad』は 2026 年に Xbox Series X|S、Xbox on PC、Xbox Cloud でリリース予定となっており、Game Pass Ultimate でも発売初日からプレイ可能です。

2025 年 6 月に Panic Stations を設立した際、私たちはプリプロダクションに何年も費やすつもりはありませんでした。目標は、12 ヶ 月以内に最初のゲームをリリースすること。とにかくスピード重視で進めたかったのです。設立メンバーは以前から一緒に仕事をしていた仲間だったこともあり、すぐ開発に取り掛かることができました。私たちのミッションはシンプルで、「1 分あたりの楽しさを最大化すること」です。その勢いを維持するため、Panic Stations の全員が現場で直接作業しています。全員でゲーム エンジンをいじり、何かを壊しては改良し、そしてまた壊して……。その先に成功への道があるのです。

私たちは即座に『Frog Sqwad』の開発に着手しました。そしてすぐに、カエルこそがプラットフォーム アクション ゲームの主人公として最高の存在であることに気づきました。カエルの舌には、実は驚くほど多くの活用法があります。垂直移動のためのグラップリング フック、勢いをつけるためのスイング、仲間を飛ばすためのカタパルト、アイテムとのインタラクション……そして何より重要なのが、友だちに「キス」をすることに使えるのです。

デザイン ディレクターのジョー ウォルシュ (Joe Walsh) 氏は、まずキャラクターの操作感に注力することから始めました。基本部分が固まると、次はプレイヤーが楽しく協力できる仕組みを模索します。舌の物理演算をこだわればこだわるほど、マルチプレイでのやり取りがますます愉快なものになっていきました。3D パズル プラットフォーム アクションとフレンズ スロップ(フレンドをわいわい楽しく遊ぶカジュアルなマルチプレイ ゲーム)を組み合わせるというアイデアは、まさに完璧な組み合わせだと感じたのです。

多くの脱出系フレンズ スロップ ゲームがホラーやダークな美学に傾倒する中、アート ディレクターのダン ホアン (Dan Hoang) 氏はその真逆を目指しました。私たちはそうしたゲームも大好きですが、もっと気楽で、おどけた、カラフルな作品が活躍する余地もあると考えたのです。この考えを念頭に、『Frog Sqwad』については非常に彩度が高く、大胆で、記憶に残るビジュアルにすることを目指しました。ダンは開発のかなり早い段階で、カエルのキャラクター デザインを確立してくれました。

ビジュアルの方向性が決まると、次はアニメーターのカシフ アーメド (Kashif Ahmed) 氏がカエルに命を吹き込みます。プロジェクトの早い段階でアートとアニメーションのスタイルを確立できたので、テクスチャも貼られていない仮置きのキューブの間を、表情豊かなカエルが跳ね回っている状態まですぐ操作できるようになりました。背景に色がついていない段階ですら、私たちはゲームを動かしては大笑いしていたのです。これは開発を通じて私たちの指針となっていました。プレイテスト中に私たちが楽しんで笑っているなら、それは正しい方向に向かっているという証拠です。

カエルたちが沼地を動き回り、互いに干渉し合えるようになったところで、次はカエルが探検できる下水道の制作に取り掛かる必要がありました。エンジニアリング ディレクターのスティーブ テイラー (Steve Taylor) 氏は、手作業で作成された部屋を配置し、それらを一連のパイプやトンネルでつなぎ合わせる独自の自動生成システムを開発しました。スティーブ氏はレベル デザイナーと密接に連携し、下水道のレイアウトが意図的で、やりがいがあり、そして何よりも楽しいものになるよう調整を重ねました。

しかし、「楽しい下水道」とは一体どんなものでしょうか? 当初、私たちのデザインはもっと理詰めで、エサを手に入れるためには論理パズルや頭の体操を解かなければならないようなものでした。ところが、いざ実際の流れの中でプレイしてみると、プレイヤーは制限時間によるプレッシャーで手一杯になっており、まるで世界最大級の脱出ゲームに閉じ込められたようなストレスを感じてしまうことがわかりました。『Frog Sqwad』のトーンは、それよりもはるかにハイテンションなものです。部屋の目標をより明確でアクティブなものにし、舌を使ってあれこれと直感的に干渉できるようにしたところ、プレイヤーははるかに楽しい時間を過ごせるようになりました。

また、明確な特徴を持つ部屋は、遊んだ人からは評判がいいこともわかりました。「パイプがある場所にいるんだけど?」と言うよりも、「巨大な古代ピラミッドがある部屋で卵に戻されちゃった!」と叫ぶほうが、仲間への状況報告としてはるかに役立ちます。また、どの部屋にも協力プレイの瞬間を必ず盛り込むように工夫しており、お弁当箱を開けるときやドアを押さえておくとき、溶岩の裂け目越しにホットドッグをパチンコのように飛ばすときなど、常に (少なくとも) 2 人で挑みたくなるようなキッカケを散りばめています。

当初は、曲がりくねった迷路のような下水道から始めました。俯瞰で見れば見栄えはよかったのですが、移動のたびに大きな部屋をぐるりと迂回しなければならず、実際に移動してみるとかなりの苦行に感じられました。そこで、シンプルかつ直線的な設計に変えたところ、プレイ フィールは格段に向上しました。どの部屋も常に「ひと部屋の幅」の距離に配置するようにしたのです。そうすることで、メイン ルートから少し奥まった場所に部屋を置いたり、適度に曲がり角を加えたりといった調整を重ねることで、直感的で進みやすさを保ちつつ、退屈させない面白さを生み出すことができました。

2025 年 6 月に最初のプロトタイプを作って以来、私たちのデビュー作を Xbox に届けるまでの道のりは、まさに波乱万丈で刺激的な体験でした。皆さんが実際にゲームをプレイして、その魅力を体感してくれる日が待ちきれません! さあ、友だちと一緒にカエルになって、冒険に出かけましょう!『Frog Sqwad』は 2026 年 6 月、Xbox Series X|S、Xbox on PC、Xbox Cloudでリリースされ、Game Pass Ultimate でも発売初日からプレイ可能です。

※この記事は米国時間 4 月 1 日 に公開された“From Frogspawn to Frog Sqwad: The Making of A Sticky, Snacky New Multiplayer Game”を基にしています。

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