概要
- アソシエイト デザイン ディレクターのアレックス ノリス (Alex Norris) 氏と、ナラティブ ディレクターのジェフ ネガス (Jeff Negus) 氏が、次なる「Call of Duty」キャンペーンの詳細を明かしてくれました。
- 『Call of Duty: Modern Warfare 4』は、『Modern Warfare III』(2023年)の続編として、プライス大尉の物語を引き継ぎます。プレイヤーは、北朝鮮と韓国の国境沿いで勃発する世界規模の大規模な紛争へと身を投じることになります。
- 『Call of Duty: Modern Warfare 4』は、2026 年 10 月 23 日に XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steam、Battle.net、PlayStation 5、Nintendo Switch 2 向けに発売され、XBOX Play Anywhere 対応タイトルとなります。XBOX Store、Steam ほか各デジタル ストアにて、予約受付中です。
Infinity Ward は、今年後半に発売される次なる壮大な「Call of Duty」キャンペーンへの期待を一気に高める圧巻の公開トレーラーと共に、最新作『Call of Duty: Modern Warfare 4』を発表しました。本作は今年最大規模のビデオ ゲーム発表のひとつとして大きな話題を呼んでおり、XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steam、Battle.net、PlayStation 5、そして XBOX Play Anywhere 対応タイトルとしてリリースされます。Nintendo Switch 2 でも発売と同時にプレイ可能となる予定で、Switch 2 での予約注文詳細を含む追加情報は今夏後半に公開予定です。
「Call of Duty」シリーズは、常に世界を股にかけた映画のような壮大なストーリーテリングで私たちを圧倒してきました。新作が登場するたびにその可能性の限界を押し上げてきたシリーズですが、本作で待ち受ける展開は、誰も予想していなかったことでしょう。まるで今日のニュースから切り取ったかのような、北朝鮮と韓国の国境沿いの大規模な紛争へと、私たちは否応なく放り込まれることになるのです。

『Call of Duty: Modern Warfare 4』は、タスク フォース 141 がファンに親しまれた仲間を失い、プライス大尉がウラジミール マカロフを追うべく単独行動へと走った『Call of Duty: Modern Warfare III』(2023年) の劇的な出来事の直後から幕を開けます。戦線はすでに韓国、パリ、ニューヨーク、そして世界各地へと拡大しており、熾烈な戦いが待ち受けていることは間違いありません。
この壮大なシングル プレイヤー キャンペーンで何が待ち受けているのでしょうか。私たちは先日開催された「Call of Duty」イベントにて、アソシエイト デザイン ディレクターのアレックス ノリス氏と、ナラティブ ディレクターのジェフ ネガス氏にインタビューを行いました。私たちが愛してやまない大規模でシネマティックなミッションがどのように作られているのか、トレーラーに登場した新しい分隊メンバーは誰なのか、そしてサウンドと音楽がどのように体験全体を結び上げているのか、その詳細を語っていただきました。
『Call of Duty: Modern Warfare 4』のシネマティック トレーラーには、数名新たな分隊メンバーが登場します。彼らはいったい誰で、キャンペーンのストーリーにおいてどのような役割を果たすのでしょうか?
ネガス氏: トレーラーではたくさんの新キャラクターが紹介されています。本作では、これまで手がけた中で最大規模のキャスト陣を揃えており、本当にワクワクしています。その多くが本フランチャイズにおける完全な新キャラクターで、新しいキャスト陣が新しいキャラクターに命を吹き込んでくれました。その多くは、韓国に駐留するアメリカ海兵隊の一般兵分隊となります。
その中には、徴兵されて戦場に放り込まれたメンバーも数名います。パーク (Park)、ジェイ (Jay)、チョ (Cho)、ムーン (Moon) です。また、彼らと共に行動するアメリカ海兵隊員のウェスト (West) とダン (Dunn) もいます。これらのキャラクターで特に楽しみにしているのは、韓国という異文化の土地で浮いた存在になっているアメリカ人たちの姿、そして彼らの間で起こる一種のカルチャー ショックと、それを乗り越えて共に戦い抜く姿を描けることです。

確立された「Call of Duty」のストーリーラインに新キャラクターを導入する際、ソープやプライスといったお馴染みのキャラクターと同様に、彼らもまた印象深い存在にするためには、どのような工夫が必要でしょうか?
ノリス氏: その多くはゲームプレイと、プレイヤーがそのキャラクターと一緒に何ができるかという点に結びついていると思います。「このキャラクターは最高だ、セリフも素晴らしいし、楽しいし、魅力的だ」と感じても、実際にコントローラーを握っているときに彼らと何か関わりを持てるか、というのが重要です。私たちは彼らを、プレイヤーのすぐ隣、最前線に配置するよう心がけています。
それが、目標を制圧するためにあらゆるものを賭けるよう求める指揮官であっても、プレイヤー自身と同様に戦場に放り込まれた徴兵兵士であっても、同じです。彼らを過酷な状況に追い込む独自の方法を見出しているのです。
ネガス氏: 過去 3 作でプライス大尉、ソープ、ゴーストというキャラクターを再構築する際、私たちが本当に目指したのは、彼らを立体的な存在にし、適切な形で欠点を持たせ、彼らが何を望み、それを手に入れるためにどう動くのかという点において、より深い重みを与えることでした。今回の新キャラクターたちも、まったく同じアプローチで描き出しています。このプロセスで特別なのは、その役割にぴったりな人物を見つけ、彼らが何をもたらしてくれるかを見極めることです。そしてキャスト自身がキャラクターの創造や発展に影響を与えることもあります。ですから、私たちは互いに意見を交わし合い、協力し合って進めています。
今回の「Modern Warfare」シリーズ最新作において、プライス大尉は物語にどのように関わってくるのでしょうか?また、ゲーム開始時における彼の動機について、プレイヤーが知っておくべきことは何ですか?
ネガス氏: 本作はシリーズ最新作であり、私たちがこれまで足を踏み入れたことのない、まったく新しい領域です。3 作品分の正史を土台に構築できるという恵まれた環境があります。それがプライス大尉のようなキャラクターにとって何を意味するのでしょうか。彼はこれまでさまざまな紛争に関わり、多くの行動を取ってきました。そして『Call of Duty: Modern Warfare III』の終盤で、プライスはもはや引き返せない行動に出ます。過去の選択に基づき、私たちはこれまでに見たことのないプライス大尉を目撃することになります。新たな道を切り開き、異なる紛争に身を置いたとき、今回のプライス大尉がどのようにそれを解決するのか――それを見届けることになります。

今回のキャンペーンは、より現代的で現実世界に近い設定に回帰しているように見えます。これは、物語で伝えたいトーンやテーマにどのような影響を与えていますか?
ノリス氏: 私たちは周囲の現実世界をインスピレーションの源として捉えており、そこから参照できる要素や、描くべき新鮮な体験を引き出しています。例えば韓国という場所を見れば、そこには多くのアメリカ軍が駐留しており、もし北朝鮮が韓国に侵攻したら実際に何が起こるのか、そしてそこからどのようなストーリーが語れるか、どのような可能性が開けるのか、という点を考えています。
ネガス氏: 現代を舞台にした「Call of Duty」、特に「Modern Warfare」シリーズは、常に今日のニュースから着想を得てきたと思います。私たちは常に、周囲で起きている事象から大きなインスピレーションを得てきました。そして、その要素をフィクション化し、キャラクターの視点を通して描き、プレイヤーがより強くインパクトのある体験、つまりその瞬間に何が起きているかを伝えるために全力を注いでいます。現代を舞台にするという私たちのアプローチは、プレイヤーに「もし本当にこの状況に置かれたらどうする?」と問いかけるための、最良の方法なのです。
ゲームの舞台を現代の韓国に設定することで、従来の方法では実現できなかったようなミッションデザインやストーリー展開にどのような可能性が生まれるでしょうか? また、現実世界を舞台にする場合、特定のテーマに取り組む際に、より慎重になるのでしょうか?
ノリス氏: 大規模な戦闘を考えるとき、私たちは歩兵、戦車、航空支援がすべて一体となって都市を奪還するシチュエーションを求めます。この新しい舞台設定はまさにその可能性を開いてくれます。現代を舞台にしており、北朝鮮と韓国という長年にわたる対立の歴史を持つ地域だからこそ、プレイヤーに本物だと感じてもらえる形で結びつけることができます。そして、新しいキャストやグループが登場し、彼らが共に海岸への強襲上陸を果たさなければならなくなったとき、彼らがどのように動くのかというドラマが生まれます。

韓国を舞台にすることで、プレイヤーは普段馴染みのない国を体験する機会を得ます。「Call of Duty」シリーズならではの壮大なスケール感を保ちつつ、舞台となる地域への敬意をどのように両立させているのでしょうか?
ネガス氏: これは私たちにとって非常に重要な課題でした。このシリーズではこれまでも、プレイヤーの多くが必ずしも馴染みがないであろう世界各地を舞台にしてきました。メキシコ、中東……世界中の様々な地域に味方がいます。私たちは常にそれを真摯に受け止め、適切なキャスティングを行うだけでなく、キャラクターを描く際に地に足の着いた本物らしさを、しっかりと吹き込む責任があると感じてきました。本作も例外ではありません。
今回は韓国で過ごす時間が長いため、さらに一歩踏み込んだ描写が可能になりました。登場人物が増えたので、何人もの新しいキャストを起用して、この社会に生きる人間のさまざまな側面を描き出すことができました。言語も私たちにとって非常に重要な要素で、できる限り一貫性を持ち、地に足の着いたリアルな表現を目指しています。例えば、韓国の兵士が 2 人いれば、当然韓国語で会話をするでしょう。こうした点もキャストや言語指導担当と相談し、「こういう状況なら何と言うだろうか? どうすればリアルに映るだろうか? どんな会話をすれば世界観がより深まるだろうか?」ということを徹底的に追求しています。私たちはこれを、プレイヤーを韓国の舞台に没入させる機会として捉えています。
ノリス氏: できる限りベストな形で表現することに、私たちは大きな情熱を注いでいます。チームには韓国にルーツを持つメンバーも多く、彼ら自身の経験に基づいたアドバイスを提供してくれています。社内に韓国文化チャンネルを開設し、全員が参加して「これでいいだろうか?」「ゲーム内に配置したこの看板の文字は、実際にはどういう意味なのか?」といった質問を投げかけ合っています。ゲームの序盤に韓国のコンビニへ入るシーンがあるのですが(トレーラーでも確認できます)、キャラクターたちがふざけ合うあのシーンも、本物らしい体験として感じてもらいたいのです。ここも含めて、チーム全員で細部を丁寧に確認してきました。つい最近も、「この魚製品はここには置かないはず。店のあっちのコーナーにあるはずだ」という指摘があったのを覚えています。本当に素晴らしい経験でした。

これまでに公開された情報から、今回のキャンペーンは大規模でシネマティックなミッションを重視しているように見えます。その方向性には、どのようなきっかけがあったのでしょうか?
ノリス氏: Infinity Ward のスタイルとは、常に「スケールを大きくして、迫力があって見どころのあるシーンを作りだそう。どこで演出性の高いレイド スタイルのアプローチを取り入れられるだろうか」というものでした。これは、ゲームプレイ体験全体を通じて多様性を生み出したい私たちの情熱に通じるものです。あるミッションが、その前後のミッションとはまったく異なる印象を持つようにしていますが、果たしてそのミッションの核となるアイデンティティは何なのか? 最初の 2 分間と次の 2 分間、さらにその次の 2 分間と比較したとき、どう違うのか――。
そして、それらを 2 つ先のミッションと比較して、「互いに足を引っ張っていないか?」を確認します。ストーリーチームが丁寧に作り上げた物語を体験してもらい、その先へ進めていきたいと考えているからです。次の目標に挑みたい、次のミッションで自分が何をするのか知りたくなるような感覚を抱いてほしいのです。
ネガス氏: 付け加えるとすれば、多くの点でこれは私たちにとって原点回帰のようなものです。そもそもこの作品を世に知らしめた要素にしっかりと立ち返り、それをどう再構築できるかを模索しました。それを新鮮で斬新なものにし、ここ数作で取り組んできた他の要素と融合させていきたいと考えています。

リアリティと信憑性を保ちながら、「Call of Duty」シリーズならではの劇的で派手な名場面をデザインするにはどのような工夫が必要ですか?
ノリス氏: いい質問ですね。素晴らしい体験を提供したいのはやまやまですが、それをどこまで続けられるかという問題があります。
先ほどの「この 2 分間」や「あの 2 分間」という話にも通じますが、大きなセットピースを考える際、プレイヤーの注意を引きつけ、スリルを感じさせる設計を心がけています。
「リアリティを出す」という点で言えば、トレーラーに登場するパリでのカー チェイスのシーンが思い浮かびます。実在のロケーションを舞台にしながら、少し突飛なことをしているシーン、たとえば窓から身を乗り出し、銃を撃ちながら街中を走り抜けるカーチェイスなのですから。
『Modern Warfare II』(2022年)では、アーティストたちがアムステルダムの一角をほぼ実物大で再現し、その美しさには定評があります。パリについても同様で、今度は街全体を同じ手法で再現しています。何マイルにもわたるリアルで臨場感のある体験を提供し、その中にプレイヤーを放り込んで、予測不能なカー チェイスへと突入させるのです。

ネガス氏: 結局のところ、すべてはそのスペクタクルをどう捉えるかという視点の問題なのです。目の前の出来事がどれほど常軌を逸しているかを振り返る役割を担っているからこそ、そこに人間味が生み出され、プレイヤーに「これはありふれた話じゃない。ただの派手な体験の中の雑音なんかじゃない」と気がつくきっかけになるんだと思います。このキャラクターが実際にそれを感じ、体験しているのです。そして、プレイヤー自身がそのキャラクターなのです。結局のところ、そのキャラクターの視点を通じて物事を考察することこそが、すべてを左右するんだと思います。
ミッション中、物語の面でもゲームプレイの面でも、チーム内の雰囲気をいかにしてリアルに感じさせているのでしょうか?
ネガス氏: これは面白い話なのですが、キャスティングの際に「ケミストリー テスト」を行いました。適切な人材を確保することが、私たちにとって非常に重要だったからです。「適切な人材」とは、互いに自然なやりとりができ、場合によっては即興で反応し合える人たちのこと、つまり「台本通りにやることもできるけど、君たちならどうする?」という場面でも、自然に振る舞えるかどうかが重要だったのです。
本作に限らず、ここ数作において私たちのアプローチは、できるだけ多くの俳優を起用し、フェイシャル モーション キャプチャー、音声、体の動きをすべてを同時に収録して、シーンを実際に演じながらその感情を深く味わうことを重視してきました。時には台本から外れて、彼らとのやり取りの中でより良いものを見つけることもあります。これは非常にコラボレーティブなプロセスです。
キャラクター表現については、彼らがこの役にぴったりだった理由のひとつが、役柄を通じてどのように個性を表現し、互いにどう語り合うかという点にあります。訓練された兵士としての振る舞いを表現する要素はもちろんありますが、各メンバーの個性も際立っています。特に戦火の渦中に放り込まれるというプレッシャーの中では、それがかなり面白くエンターテインメント性のある展開になっていると思います。

ノリス氏: 分隊の構成についてもう少し詳しく説明すると、彼らは水陸両用戦闘車両に配属されています。この種の車両には分隊が付いており、各メンバーには特定の役割があります。車両長や運転手、後部から降りて前方を偵察するスカウトがいます。さらに、航空支援のロジスティクスを担うアメリカ人キャラクターのダンとも連携しています。つまり、全員がそれぞれの役割と任務を持ち、協力して目の前の困難を乗り越えていくのです。
サウンドと音楽は、「Call of Duty」シリーズのシネマティックなゲームプレイ体験において欠かせない要素です。キャンペーンにおいて、開発チームはどのようにオーディオを活用して、緊張感や感情、没入感を高めているのでしょうか?
ノリス氏: 私たちがキャンペーンのレベルを制作し体験を作り上げている中で、例えば「これは追跡シーンだ」と決めたとき、追跡シーンの音楽が体験全体の中で非常に重要な要素になる、ということは十分理解しています。しかし、サウンドチームは私たちに手を抜かせません。彼らは、その音楽に頼るまえに、そのゲームレベルが最高のものになるよう徹底することを、強く求めてくるのです。「よし、これで音楽なしでも自立したレベルになった、素晴らしい!」となるまで要求してきます。レベルが最高のものになったとき、初めて「よし、そこからサウンドでさらに追い打ちをかけてやろう」と言ってきます。音楽に頼りすぎることで、本来あるべき姿にするための努力を怠ってしまう可能性があるからです。つまり、彼らは私たちを正直にさせてくれます。それが、サウンド チームと仕事をするうえで、私が大好きな点です。
ネガス氏: 私もそう思います。ストーリーテリングの観点から言えば、私たちはサウンド チームと密接に連携し、「この状況において自分たちは誰なのか? 何を求めているのか? 周囲には誰がいるのか? 外部のあらゆる力がその瞬間にどう影響しているのか?」といった点を全員が理解できるように努めています。よくこう言っているんですが、「もしこのシーンが音楽なしで流れたとしても、サウンドチームならこれをさらに高いレベルに引き上げてくれるはずだ」と。音楽やサウンド デザインは、プレイヤーを操作キャラクターの立場に寄り添わせるための、非常に重要な没入要素なのです。
次なる「Call of Duty」キャンペーンに関するこれらの詳細を共有してくださった、アソシエイト デザイン ディレクターのアレックス ノリス氏と、ナラティブ ディレクターのジェフ ネガス氏に感謝申し上げます。『Call of Duty: Modern Warfare 4』は 2026 年 10 月 23 日に XBOX Series X|S、XBOX on PC、Steam、Battle.net、PlayStation 5、Nintendo Switch 2 向けに発売され、XBOX Play Anywhere 対応タイトルとなります。XBOX Store、Steam、その他のデジタルストアにて好評予約受付中です。
『Call of Duty: Modern Warfare 4』の詳細については、公式「Call of Duty」ブログをご確認ください。
※本記事は、米国時間 2026 年 5 月 28 日に公開された “Call of Duty: Modern Warfare 4 – First Details on the Next Epic Call of Duty Campaign” を基にしています。