『エグゾプライマル』開発者インタビュー: 恐竜、エグゾスーツ、そして最凶と最強がぶつかり合うゲーム体験
概要
- 先日 Game Pass に登場した『エグゾプライマル』の魅力について、開発ディレクターの平岡拓朗氏にインタビューしました。
- 『エグゾプライマル』は、「超大量の敵を、少数の味方で協力して打破する」という壮絶なコンセプトをもとに展開します。
- 『エグゾプライマル』は、Xbox One、Xbox Series X|S、Windows で今すぐプレイ可能です。また、Xbox Game Pass と PC Game Pass でも提供中です。
『エグゾプライマル』は、Xbox One、Xbox Series X|S、Windows 向けに 7 月 14 日の発売初日から Xbox Game Pass に登場し、チーム ベースのマルチプレイヤー、エグゾスーツ、そして恐竜といった要素が融合したスリリングなゲーム体験をコンソールと PC のプレイヤーに提供中です。初日から Xbox Game Pass でプレイできたことで、興味を持った多くのプレイヤーがすぐに参加して一緒にプレイを始め、発売以来 100 万人以上のプレイヤーが『エグゾプライマル』でのウォーゲームに参加しています。
今回は、『エグゾプライマル』の発売直後に開発ディレクターである平岡拓朗氏にインタビューを行い、発売後 1 週間の本作の感触、エグゾスーツを着て恐竜と戦うという奇抜なアイデアの由来、さらに、この斬新なゲーム世界の今後の展開などについて伺いました。
『エグゾプライマル』ディレクターの平岡拓朗氏は、「多くのユーザーの皆さんが発売日から (Xbox Game Pass) で「エグゾファイター」としてウォーゲームに参加していただけたのは非常に嬉しく、エキサイティングな気持ちです。『エグゾプライマル』は、コンソールでも PC でもどちらでも爽快なアクションを楽しめるようにゲームを作っていますので、ユーザーの皆さんの環境やタイミング、好みに合わせて自由に『エグゾプライマル』を遊んでいただけると嬉しいです」と話します。
『エグゾプライマル』の魅力のひとつとして、理不尽と説得力 (と、もちろん恐竜も!) が絶妙に融合したゲーム体験が挙げられると思います。平岡氏は、新規 IP ということもあり、『エグゾプライマル』の世界を作り上げるのは非常に楽しい経験だったと語ります。
「多くのユーザーの皆さんが発売日から (Xbox Game Pass) で「エグゾファイター」としてウォーゲームに参加していただけたのは非常に嬉しく、エキサイティングな気持ちです。」
「完全新規 IP ということで、一から『エグゾプライマル』の世界を作っていくことは非常に楽しく、刺激的な毎日でした。ひとつのゲーム モードに PvE と PvP を融合するといったゲームシステムだけでなく、私をはじめとした開発者の好きなもの (恐竜やパワード スーツ) をたくさん詰め込むことができ、様々のチャレンジングな試みをすることができました。超大量の恐竜が空中から降ってくる映像、そしてその恐竜とエグゾスーツがぶつかり合っているアクション体験をゲームで見たとき、『これがエグゾプライマルだ!』と興奮したのを覚えています」と平岡氏は続けます。
平岡氏によると、過去に実在した恐竜をゲームに登場させることはストーリー展開の中で重要だったため、開発の早い段階で決定していたとのこと。その後、人類がその過去最強の恐竜に対抗する手段として、未来の象徴ともいえるエグゾスーツ (パワード スーツ) を使うことに決まったそうです。
「他の案としては、大型のメックやサイボーグなどの案も候補に挙がっていましたが、『エグゾプライマル』のアクション性に合致するものとしてエグゾスーツになりました。また、先程の話にも繋がりますが、”恐竜”と”メカ”というのは男の子のロマンでもあります。そういった開発者の好きなものを入れ込んだ結果でもあります(笑)」と平岡氏。
『エグゾプライマル』は、「超大量の敵を、少数の味方で協力して撃破する」というのが遊びのコンセプトになっています。各エグゾスーツは簡単操作で爽快なアクションを繰り出すことができ、恐竜との”力と力のぶつかり合い”の戦闘を楽しめるようになっています。
「”恐竜”と”メカ”というのは男の子のロマンと思っています。そういった開発者の好きなものを入れ込んだ結果でもあります。」
「一見すると難しそうに見えますが、ミッション中はリヴァイアサンがナビゲートしてくれますし、操作も簡単になっていますので、安心してウォーゲームに参加してください。アドバイスとしては、見た目でも戦い方でもよいので、自分の好きなエグゾスーツを見つけてみてください。好きなエグゾスーツを使い続ければ、すぐに活躍できるようになると思います」と平岡氏は言います。
『エグゾプライマル』の開発に際しては、チームでの連携プレイが重要視されました。ただ、各スーツが自分のできることをやっていれば、自ずとミッションもクリアできるようにはなっており、チーム構成をガチガチに固めなくても楽しめるようになっているとのことです。大事なのは――あるとすれば、とにかく楽しむことでしょうか。
「ゲーム中、各スーツがキーとなるアクション (主にアクティブ スキル) を行う際、スーツが喋ってくれるので、それを聞いているだけでも味方が何をしているのかを把握し、連携していけると思います。また、シグナル ピンやスタンプなどを利用することでも味方とコミュニケーションを取ることが可能になっていて、チームでの連携を取りやすいようになっています」と平岡氏は説明します。
それでは、『エグゾプライマル』をプレイするのに「正しい遊び方」というのはないのでしょうか? たとえば、チームの全員がタンクのスーツでプレイしたい場合でも、各々ができることを自由に見つけられるのでしょうか?
「ミッションの目標や条件さえ達成すれば、たとえ全員がタンク タイプのエグゾスーツを使用していたとしても、チームは勝利を収めることができます。」
平岡氏は、「ディノサバイバルのミッションは、特定のエクゾスーツやチーム編成を想定してデザインされていますが、すべてのミッションはゲーム内で入手可能な、どのエクゾスーツでもクリアできます」と答えてくれました。「ミッションの目標や条件さえ達成すれば、たとえ全員がタンク タイプのエグゾスーツを使用していたとしても、チームは勝利を収めることができます。自分のチームに最適なものを見極めて、進めていきましょう」
同系統のアクション ゲームと比べて『エグゾプライマル』が面白い点のひとつは、戦闘中にいつでもエクゾスーツをチェンジできることです。平岡氏は、それによってミッションやチャレンジで「臨機応変に対応する」という部分を実現し、キャラ チェンジとアクションが戦闘中に行われることで、ゲームのテンポもよくなったと語ります。
「『毎回変わる体験をユーザーに提供する』というのが、『エグゾプライマル』の制作をする際の試みのひとつとしてありました。ゲーム プレイの度に、下り立つフィールドや発生するミッション、出現する敵の内容を変えることで、ユーザーはそれに合わせて臨機応変なアクションを行う必要が出てきます。予測できない舞台で、そのときの味方と協力して強力な障壁に挑み、それを打破する体験は、カプコンのアクションをさらに楽しく、そして気持ちよく感じさせてくれる要素になったと思います。また、スーツ チェンジの演出も非常に格好いいものになっており、これも「ロマン」のひとつだと思っています(笑)」と平岡氏はこだわりを見せます。
『エグゾプライマル』の世界は、もっと見てみたいと感じさせる非常に魅力的な世界ですが、この斬新なゲームの世界にさらに期待できる展開はあるのでしょうか? 平岡氏に尋ねてみました。
「ユーザーの皆さんから熱い声が多く寄せられた場合は、『エグゾプライマル』の世界がさらに広がる未来もあるかもしれません。」
「『エグゾプライマル』は、完全新規 IP としてゲーム プレイだけでなく、世界観にもこだわって制作しました。カプコンは『ワンコンテンツ・マルチユース戦略』を掲げておりますので、ユーザーの皆さんから熱い声が多く寄せられた場合は、『エグゾプライマル』の世界がさらに広がる未来もあるかもしれません」と平岡氏。
「開発メンバーが誇りをもって制作した自信作になっておりますので、未来のエグゾファイターたちが画面に溢れる超大量の恐竜を目の当たりにし、リヴァイアサンのウォーゲームで恐竜と戦う楽しさを体験してもらえると嬉しいです。きっと気に入っていただけると思います。そこには唯一無二の体験が待っています」と平岡氏は締めくくりました。
『エグゾプライマル』は、Xbox One、Xbox Series X|S および Windows で今すぐプレイ可能です。また、Xbox Game Pass と PC Game Pass でも提供中です。
※この記事は米国時間 2023 年 7 月 26 日に公開された “Dinosaurs, Exosuits, and Outrageous Gameplay – Exoprimal Director Takuro Hiraoka Discusses the Game’s Launch” を基にしています。