「ID@Xbox Digital Sessions」でアジア太平洋地域における ID@Xbox の取り組みをご紹介
3 月 27 日に開催された「ID@Xbox Digital Sessions」では、アジア地域でゲーム開発を進める 4 つのスタジオから、計 4 つのゲーム タイトルがスポットライトされました。
私たちは常にクリエイターの皆さんを支援しています。ID@Xbox を利用するクリエイターのゲームがより多くのオーディエンスに向けて発信されるための仕組みづくりにも力を注いでいます
ID@Xbox Global Expansion Team リード ― ルン シェン チア (Jun Shen Chia)
ID@Xbox では、より多くのクリエイターがゲームを生み出す力となり、まだ見ぬオーディエンスに向けてゲームを送り出していくことをその使命としており、世界中の独立系デベロッパーにゲームを開発するためのリソースやツールを提供し、Xbox プラットフォームでゲームをリリースするためのサポートを実施しています。また、これまでゲーム開発を行う機会が巡ってこなかったり、過小評価されがちであった地域のゲーム開発を志す多様な人々に向けたアプローチを続けている、2022 年に新設された Global Expansion Team によって ID@Xbox プログラムに参加した東南アジア、アフリカ、インドの独立系デベロッパーが手掛けるゲームは 100 タイトルを超えました。
ID@Xbox プログラムは、現在 100 以上の国々のゲーム開発者に利用されており、開発中のゲームは 3500 タイトルを超えています。アジアにだけ目を向けても、600 以上のデベロッパーがID@Xbox プログラムを利用しています。Xbox Global Expansion Team のリードを務め、「ID@Xbox Digital Sessions」にも登壇したルン シェン チア (Jun Shen Chia) は「私たちは常にクリエイターの皆さんを支援しています。ID@Xbox を利用するクリエイターのゲームがより多くのオーディエンスに向けて発信されるための仕組みづくりにも力を注いでいます」と述べ、独立系デベロッパーが ID@Xbox プログラムを利用することで、開発されたゲーム タイトルが Xbox Game Pass で提供されたり、Xbox コンソール、PC、そしてクラウドを含めたプラットフォームでプレイするためのサポートが受けられたりする、といった ID@Xbox プログラムの利点を強調しました。
今回、「ID@Xbox Digital Sessions」では、ID@Xbox プログラムに参加しているスタジオから 4 つのゲーム タイトルが紹介されました。
『Fallen Tear: The Ascension』: JRPG 風メトロイドヴァニアの世界で壮大な冒険に出よう
フィリピンを拠点に活動する Winter Crew が開発する『Fallen Tear: The Ascension』では、主人公の若き青年「Hira」と共に、彼の住まう魔法の世界の均衡を取り戻すための旅に出ます。行く手には恐ろしい獣や堕落した神々を含め、様々なものが待ち受けています。
伝統的な JRPG の要素をモダンな戦闘アクションと織り交ぜた本作では、流れるような戦闘、そして多様な戦略性が楽しめます。メトロイドヴァニアらしく、この世界には隠された秘密、チャレンジ、そして謎が満ち溢れています。
フル音声に対応した『Fallen Tear: The Ascension』の世界を旅して、力となってくれる仲間たちとの絆を強めることでスキルやアビリティを発現していきましょう。ゲーム内で取った選択は自分自身、仲間たち、そして世界に様々な影響を与え、真にユニークな物語が形成されていきます。
『inKOMBINI: One Store, Many Stories』: 小さな町のコンビニで出会いと日常の物語を綴ろう
東京に拠点を構える Nagai Industries (永井興業) が開発するナラティブなシミュレーション ゲーム『inKOMBINI: One Store, Many Stories』では、1993 年の日常に舞い戻ります。プレイヤーは叔母を手伝いに地元へ帰ってきた Hayakawa Makoto としてコンビニエンスストアを一週間切り盛りし、その間に出会う様々な人々との接点から、変わらない生活の中の小さな変化に喜びを見出していきます。
「一期一会」に焦点を当てた本作では、コンビニ店員として勤務する傍らで常連客たちと会話をする様々な機会が訪れます。会話の中でプレイヤーは、常連たちがそれぞれ持つ話や秘密を知り、抱えている問題に寄り添うことになります。会話の合間に用意されている選択肢は、相手との関係性を徐々に変化させていきます。
’90 年代の日本を舞台とする 6 章にわたる物語が、プレイヤーをノスタルジーたっぷりに、あたたかく迎え入れてくれます。『inKOMBINI: One Store, Many Stories』には、ストレスを受けるような課題は存在しません。有意義な物語や丁寧に練られた登場人物たちとの交流をお楽しみください。
『Brocula』: 500 年の眠りから目覚めたヴァンパイアとなり……労働に従事して、お金を稼ごう!?
インドに拠点を置き、単身で開発を行っている Destroyer Doggo が贈る『Brocula』では、永い眠りから目覚めたヴァンパイアとなって資本主義の世界に挑むことになります。老朽化し、権利もはく奪された先祖代々の城を修繕しながら取り戻し、吸血鬼を崇める教団を立ち上げ、繁栄させていきましょう。
プレイヤーは、ガレージでのクルマの部品の販売やカフェ店員、レストランのウェイターなど、いろいろなアルバイトを通じて生活の基盤を整えていくことになります。農業で収穫した野菜を売って生活の足しにしたり、釣りの腕を磨いたりして、より豊かな食事を楽しみましょう。
様々な仕事を始めてみても、お金に関する悩みは尽きないうえに、多くの社会的なハードルがプレイヤーの行く手を阻みます。城を取り戻すには、市長との粘り強い交渉が必要になります! 資本主義に立ち向かい、一族の遺産を取り戻し、自らの運命を切り拓くために内なる不滅の力を解き放ち、大いなる冒険の旅に出ましょう。
『Go-Go Town!』: 町長となって町の発展に尽力しよう!
オーストラリアが拠点の Prideful Sloth が手掛ける『Go-Go Town!』で、プレイヤーは一本の電話と共に突如、町長に任命されます。町の住人たちと協力をしながら建物の建設や修繕を行い、かつては観光客で賑わった「Go-Go Town」を徐々に取り戻していきましょう。
プレイヤーは町を発展させるにつれて、インフラやサプライ チェーンなどの込み入った計画も行うことになります。生産ラインの自動化や農業、漁業、林業、そして鉱業の維持なども含めた作業の責任が町長としてのプレイヤーに託されます。自然災害、果ては害獣や害虫の影響から町を守りましょう!
繁栄を始めた「Go-Go Town」にはさらなる拡大のための手段が用意されています。食事や娯楽を楽しめる場所、休憩できるベンチ、SNS に投稿できる美しい景色を用意すれば、観光に訪れる人々は一様に「Go-Go Town」を褒め称え、さらなる観光客の呼び水となるでしょう。
Xbox Wire Japan では、今後も ID@Xbox プログラムに参加するゲーム タイトルに関する情報を発信していきます。
さらなる情報を楽しみにお待ちください!