ID@Xbox 成果レポート: 世界中のインディー開発者が累計 50 億ドル以上を獲得

概要

  • 1,000 本以上のゲームが Xbox Play Anywhere (XPA) に対応
  • XPA 対応タイトルのプレイ時間は非 XPA 対応タイトルよりも 20% 多いことが判明
  • 2013 年の ID@Xbox プログラム開始以降、世界中のインディー開発チームが プログラムを通じ累計 50 億ドル以上を獲得
  • Developer Acceleration Program (DAP) による 200 以上の開発チーム支援と 75 本以上のタイトル発売
  • GDC のハンズオン イベントでは 11 本の XPA 対応タイトルと 10 か国からの開発者が現地参加

GDC が始まるにあたり、私たちは今サンフランシスコでたくさんのインディーズ開発者たちとともにその活躍を振り返っています。彼らのあくなき挑戦、創造性、情熱に、私たちは日々驚かされてばかりです。昨年だけでも、インディー開発者支援プログラム「ID@Xbox」を通じて 1,000 本以上のゲームタイトルがリリースされ、『Balatro』や『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl』、『Phasmophobia』などの注目作が、コンソールと PC のゲーム コミュニティに新たな風を吹き込みました。

そして、2013 年の ID@Xbox 開始以来、世界中のインディー開発者やチームは本プログラムを通じ累計 50 億ドル以上を獲得してきました。また、開発チームが複数のデバイス上でプレイヤーにリーチする機会を最大化するため、私たちのプラットフォームを活用していることを大変うれしく思います。

また、先日発表されたように、Xbox Play Anywhere (XPA) に対応するゲームタイトル数が 1,000 本を超えました。プレイヤーが XPA 対応ゲームを購入すると、追加費用なしで Xbox と Windows 10/11 PC でプレイでき、セーブデータ、進行状況、実績をデバイス間で共有できます。これにより、プレイヤーはより多様な場所で自分の好きなゲームをプレイ可能になり、XPA 対応タイトルのプレイ時間はそうでないタイトルよりも 20% 多いという統計が算出されました。

現在、Xbox プラットフォームではこれまで以上に多くの場所でインディーズ ゲームをプレイできるようになっています。その範囲は、Xbox コンソール、ゲーミング PC、ラップトップ PC、ASUS ROG Ally X や Legion Go などの携帯用 Windows OS デバイス、スマートフォン、タブレット、Xbox Cloud Gaming (Beta) 対応の Amazon Fire TV などに及びます。これら全てのデバイスがいわば「Xbox」であり、『Another Crab’s Treasure』、『Neva』、『ANIMAL WELL』など、あなたが気になった ID@Xbox 作品をプレイする際の選択肢になります。

プレイヤーが遊ぶデバイスの選択肢を増やすことに加えて、私たちが実施している Developer Acceleration Program (DAP) では、さらに新しいゲームの種を育てる活動をしています。このプログラムでは、世界各地で、未発表のストーリーや新作アイデアを準備している 200 以上の開発チームを積極的に支援し、実際の開発につなげています。私たちは、各スタジオとの情報共有セッションを開催し、移植やプロトタイプ開発の資金提供を行い、Xbox での新作ゲーム開発や新しいアイデアの実現にかかるコストを削減し、開発者を支援しています。例えば、2024 年の Xbox Excellence Award を受賞した『Botany Manor』と、最近リリースされた意欲作『Mullet Madjack』は、どちらも Xbox Game Pass で配信中の DAP タイトルです。

ID@Xbox のミッションは常に、開発チームが Xbox というプラットフォームでより多くのことを達成できるようにすることです。私たちのプログラムは、Game Pass や自分が購入したゲームをストリーミングできる機能「Stream Your Own Game」を通じて、より多くのデバイスで、そして新しい方法で ID@Xbox 作品をプレイヤーに提供できるように進化してきました。また、ID@Xbox では、インディ開発チームが Xbox Play Anywhere を有効にして、より多くのプレイヤーにリーチできるよう支援しています。これにより、コンソール、PC、クラウドを問わず、プレイヤーがシームレスなプレイをマルチデバイスで楽しめることを目指しています。人々がどこでプレイすることを選んでも、そのデバイスそれぞれの特徴や機能を最大限に活用できるよう、開発者と日々尽力しています。今後の XPA 対応予定ラインナップには、『Clair Obscur: Expedition 33』、『Descenders Next』、『FBC: Firebreak』、『Hollow Knight: Silksong』などの期待作が含まれています。

ID@Xbox は GDC で毎年恒例となるプレスやクリエイター向けにハンズオン プレビュー イベントを開催しており、各タイトルの開発者も 10 か国から現地参加しました。体験できるタイトルの中には『Winter Burrow』 (デンマークの Pine Creek Games が開発)、『Detective Dotson』 (インドの Masala Games が開発)、『Promise Mascot Academy』 (イギリスの Kaizen Game Works が開発) など、11本 の Xbox Play Anywhere 対応タイトルと 6 本の Xbox Game Pass 対応タイトルが登場しました。

ID@Xbox では、今後も世界中にいるたくさんの開発者と協力し、ユニークで革新的な体験を提供できるよう邁進していきます。そして、プレイヤーが Xbox Game Pass を通じて気になったゲームを気軽に発見し、購入したり、ストリーミングしたり、さまざまな方法で楽しめるよう取り組んでいきます。この絶好のチャンスを見逃さず、ぜひ Xbox コミュニティに飛び込んでみてください。

※この記事は米国時間 2025 年 3 月 18 日に公開された “ID@Xbox: Developers of All Sizes Are Finding More Success With Xbox – $5 Billion Paid Out to Date” を基にしています。