
『ELDEN RING NIGHTREIGN』初心者向けサバイバル ガイド
「夜は暗く、恐怖に満ちている」——この言葉は、フロム・ソフトウェアが手がける最新作『ELDEN RING NIGHTREIGN』において、何度も現実のものとなります。『DARK SOULS』から続く同社のゲーム デザインの集大成とも言える本作は、懐かしさと新しさを同時に感じさせる体験を提供します。
環境や武器、戦闘の手触りが『ELDEN RING』に近いことが、そうした懐かしさを生んでいます。一方で、マルチプレイ専用という点や、壁ジャンプや全力疾走といった新たなゲームプレイ要素の数々により、『NIGHTREIGN』はこれまでのフロム作品とは一線を画す作品にもなっています。そしてもちろん、フロム作品らしさを最も強く感じる点も健在です。それは、何度も打ちのめされるということです。
ゲームの基本的な流れは以下のとおりです。3 人のプレイヤーが「リムベルド」に降下し、二晩のあいだマップを探索しながらレベル アップと装備収集を行い、三日目の夜にボス「夜の王」を倒すことを目指します。もちろん、実際のゲーム内容はこれよりはるかに奥深いため、詳細は以前公開した特集記事「『ELDEN RING NIGHTREIGN』: 今すぐ答えが知りたい 20 の質問」をご覧ください。本稿では、それよりも重要な「生き延びるためのヒント」に焦点を当てます。
以下のヒントが、夜の恐怖を乗り越える助けとなり、初挑戦で「夜の王」を倒すチャンスを少しでも高めてくれることを願っています (編集部注:まず無理ですが、夢を見るのは自由です)。
まずは基本操作やゲーム システムに慣れよう

『NIGHTREIGN』では、全力疾走や壁ジャンプによる高所への移動、キャラクターそれぞれのスキルや必殺技「アーツ」など、新たなゲームプレイ要素が多数導入されています。初回起動時にはチュートリアル的なセッションが用意されており、基本操作を学ぶことができます。
また、『ELDEN RING』でもおなじみの「円卓」も再登場しており、訓練用のダミー相手にスキルを試すことができます。戦闘設定も自由に調整可能です。さらに、円卓からソロ ミッションを開始することもできます。最初の夜を生き延びるのは難しいですが、新要素に慣れるには最適な方法です。
自分に合ったキャラクターと仲間を見つける

ゲーム開始時には 6 人のキャラクターから選択できます(「夜の王」を初めて倒すと、さらに 2 人がアンロックされます)。
- 「鉄の目」:弓矢を使いこなす遠距離攻撃型
- 「守護者」:強靭な守備に長けた防御型
- 「無頼漢」:高い筋力と体力を合わせ持つ近接パワー型
- 「執行者」:上級者向けの技量特化型
- 「隠者」:魔術や祈祷を使い、魔法使い型
- 「追跡者」:オールラウンダーなバランス型
訓練場でいろいろ試してみるのも良いですが、最終的にはチーム内での相性が重要になります。たとえば、筆者の経験では、「無頼漢」と「追跡者」の近接コンビに、「鉄の目」が後方支援と蘇生を担当しつつ、強敵には「鉄の目」のアーツ「ワンショット」でさらなる突破力が持てるチーム編成がとてもうまくいきました。もちろん、プレイを重ねるごとに、色々な編成を試してみるのもおすすめです。同じキャラクター 3 人で挑戦してみるのも一興ですよ。
マップを活用してルートを決めよう

「リムベルド」に到着したら、すぐに戦いたくなる気持ちはわかりますが、まずはマップを開いて周囲の状況を確認しましょう。「教会」で手に入る「聖杯瓶」のアップグレードや、簡単とはいえなくとも、「夜の王」たちよりは ”まだ倒しやすい” ミニ ボスをうまく使えば、序盤のレベル上げに非常に役立ちます。
ピン システムも優秀で、チーム メイトがピンを承認すると、画面上のコンパスに優先表示されます。ルートを決めることも重要ですが、最も大切なのは「無理だと思ったら逃げる」判断力です。強すぎるミニ ボスや不利な状況では、潔く撤退することが生存への近道です。
装備品の数値データだけでなく、追加効果にも要注意

RPG の常識では「攻撃力や防御力などの数値が大きい装備=強い装備」と思いがちですが、『NIGHTREIGN』では少し違います。武器には攻撃力だけでなく、所持しているだけで発動するパッシブな追加効果が付いています。たとえ攻撃力が低くても、戦略上で有利な効果を持つ武器なら、持っているだけで戦況が変わることもあります。数字だけで判断せず、効果をよく確認しましょう。
コミュニケーションは命綱

マルチプレイにおいてコミュニケーションが重要なのは言うまでもありませんが、『NIGHTREIGN』では特に重要です。単独行動はほぼ確実に死を招きますし、助けに行った仲間も巻き添えになる可能性が高いです。
拾ったアイテムが仲間にとって有用な場合も多く、情報共有が勝敗を分けます。ピンなどの非言語ツールもありますが、やはりボイス チャットやパーティー チャット機能を使うのが最も効果的です。
協力と連携が勝利の鍵

一緒に行動していても、3 人のキャラクターたちの連携が取れていなければ、チームの意味がありません。たとえば、「鉄の目」が盾を持つ敵の注意を正面側から引きつけている間に、近接キャラが敵の背後から攻撃するなど、緊密な連携プレイが攻略のカギとなります。
それぞれの「アーツ」の発動タイミングを合わせることで、ボスをスタンさせてから、一斉に強力な攻撃をぶつけるなど、うまくチームの連携がとれていれば、戦術の幅も広がります。
失敗しても、次がある

ここまでのヒントはきっと役立つはずですが、正直に言いましょう——最初の「夜の王」(三つ首の犬型ボス「夜の獣、グラディウス」) にたどり着く前に何度も倒れることになるでしょう。そして、たどり着いてもまた倒れるでしょう。
しかし、それで問題ありません。毎回の挑戦で「遺物」が手に入り、次のセッションでキャラクターを強化できますし、プレイを重ねるごとに確実に学びが得られるからです。
それでは、親愛なる「夜渡り」の皆さん、リムベルドでお会いしましょう。
※この記事は米国時間 5 月 30 日 に公開予定の “How to Survive Your First Run in Elden Ring Nightreign”を基にしています。