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『Starfield』ローンチイベントにバレット役の岩崎ひろしさん登場。アフレコ苦労話など収録秘話を公開

ベセスダ・ソフトワークスは 9 月 7 日、東京都港区の東京タワーにある RED°TOKYO TOWER SKY STADIUM にて『Starfield』ローンチイベントを開催しました。『Starfield』の発売を記念してメディアやインフルエンサーを招待して催されたもので、本作の登場キャラクターであるバレットの声を担当した俳優兼声優の岩崎ひろしさんと、ゼニマックス・アジア株式会社 / ベセスダ・ソフトワークスのコミュニケーションマネージャーであるレイナボラノスさんが登壇し、『Starfield』に関する様々なトークを繰り広げました。

最初に司会の荒木美鈴さんが岩崎さんを迎え入れたところで、トークセッションがスタート。じつは岩崎さん、これまでも『The Elder Scrolls V: Skyrim』のシセロの役や『Fallout 4』のコズワース役でベセスダのタイトルには参加しており、すでに 10 年以上の付き合いとなっています。今回の日本語音声収録は「去年の 4 月から行っていた」とのことで、かなり長期に渡っての収録だった様子。途中で少し収録期間が空いたこともあり、そこですべて終わったと思っていたそうで、再び収録の案内がきたときは別のゲームの収録だと勘違い。「新しい仕事、ありがとうございます」という気持ちで現場に向かったところ、じつはまだ『Starfield』が終わっていなくて、少し驚いたとも。

収録時の苦労話としては、ゲームの吹き替え収録の場合、音声の波形データを観ながらその尺に合わせてしゃべらないといけないことや、今回は SF ということで初めて聞くような単語や地名、固有名詞があったので、それをどういうイントネーションでしゃべったらいいのかその都度相談して進めた点を挙げていました。その日に収録しなければならない文章量が決まっているので、喉の調子を見ながらペース配分を考えて収録していったそう。

岩崎さんのお気に入りの台詞は? という質問に対し、地球にいるとなかなか言うことがない「私たちがいなければ、この銀河はただの暗い大部屋だ」だそうで、実際にバレットの声として台詞を披露して会場を盛り上げてくれました。その他、「ネタバレになるから詳しくは言えませんが」と前振りをしたうえで、「バレットの恋愛シーンがあって、誰がその相手なのかも含めて楽しみにしてほしい」とのこと。

岩崎さんのトークで場が盛り上がったところでベセスダ・ソフトワークスのレイナさんが登場し、ゲーム内容の紹介コーナーとなりました。詳細なゲームシステムについては公式サイトや Xbox Wire Japan で紹介してきた記事 (こちらやこちらなど) でチェックしていただくとして、ここではレイナさんによる『Starfield』開発こぼれ話をいくつか紹介しましょう。

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まずは 1000 以上も降り立つことができる星々について。「(降り立っても) 何もない星もあるんじゃないかという意見についてですが、スタジオとしてはあえてそういう星を作っている部分があります。何もない空間こそが宇宙の特徴です。ディレクターのトッドハワードの言葉を借りれば、”彷徨っている瞬間こそ、このゲームがもっとも空虚でもっとも美しい瞬間”なので、そういった時間を楽しんでいただければ」と解説し、まさに宇宙そのものを体験できるゲームとして作られていることがわかりました。

また、本作に出てくるコンステレーションという組織について、「宇宙の謎を解明するための組織」という説明となっていますが、これについてトッド氏は「NASA とインディジョーンズを足したような組織」という表現をよくしているそうです。確かにゲームをプレイしていると、そういう雰囲気を感じ取ることができますね。

今回のローンチイベントにおけるクライマックスは、最後に行われたレイナさんによるゲーム序盤実機プレイでしょう。主人公とバレットが出会うシーンになると、バレットのセリフを何とすべて岩崎さんがその場で生アフレコを開始! まさにそこでバレットが話しているような状況に、レイナさんと荒木さんはもちろん、会場も興奮のるつぼに。戦闘シーンに入ると、すかさず荒木さんが応援＆アドバイスを送り、どうにか敵を全滅させることに成功しました。

戦闘終了後、再びバレットとの会話シーンで生アフレコを実演してくれた岩崎さんですが、ここでさきほど「好きなセリフ」と紹介していた「私たちがいなければ、この銀河はただの暗い大部屋だ」が登場する展開に! これは特定の選択肢を選ぶことで出てくる台詞だったこともあり、奇跡のような前振りからの伏線回収となりました (事前打ち合わせはまったくなかったそうです)。

そんな大盛り上がりの実機プレイも終わり、ローンチイベントは最後の挨拶へ。岩崎さんは「こんな大きいスクリーンで映像と音を感じることができて、(ゲームに関わった者として) 幸せ者だと思っております」と感謝の気持ちを述べつつ、「(ベセスダから仕事をいただくことができて) 息子も成人し、妻も大変感謝しております。これからもよろしくお願いいたします」とオチ (!?) を付けることも忘れず、イベント後のフォトセッションでもお茶目なポーズで場を盛り上げ、最初から最後まで「岩崎ひろし」さんの芸を堪能できたイベントとなりました。

『Starfield』は Xbox Series X|S、Windows PC、Steam、Xbox Game Pass にて好評配信中です。

ギャラリー

来場者には、ゲーム中に出てくる人工肉をイメージして作られた大豆ミートを使ったスペシャルサンドウィッチが振る舞われた
『Starfield』トートバッグやキャップが来場者のお土産として配られた。
場内では『Starfield』関連商品が展示。これは『Starfield Costellation Edition』と Xbox ワイヤレスコントローラー Starfield リミテッドエディション。
こちらは Xbox ワイヤレスヘッドセット – Starfield リミテッドエディションと Xbox Series X|S 本体各種。

@Bethesda_jpn

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